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技術特集
光の未来を追い求めて。〜照明技術研究所 所長からのメッセージ〜
日本のトップランナーから、LEDのグローバルリーダーへ。
空間照明とLED、2つの成長軌道のレールを敷いていく。
 空間照明の市場規模は日本国内だけで5,000億円、世界では470億ユーロ(約5兆円)にも上ります。さらに、中国やアフリカ、南米諸国の経済成長による需要の高まりで近い将来、50兆円を超える日がやってくると言われています。
 照明器具のなかでも、急成長を遂げているのがLEDです。いま、照明器具全体に占める販売占有率は、世界でまだ10%程度、国内では12%ほどですが、2015年には50%を超えると言われ年々、実現が前倒ししそうな勢いで需要が拡大しています。
 つまり、私たちの目の前には空間照明市場とLED、二つの成長軌道が描かれているということです。LEDは国内にまだ標準規格がない黎明期の真っ只中にありますが、照明技術研究所はJIS検討委員や業界団体(日本照明器具工業会)にスタッフを派遣し、配光基準など「LEDのスタンダード」を決める役割も担っています。LEDは環境負荷の低減に大きく貢献する省エネ商品ですし、遠藤照明はすでに売上高に占めるLED製品の比率が50%を上回っています。
 世の中を良くしつつ成長軌道のレールを自ら敷いて、商業施設の空間照明のトップメーカーであり続ける。やりがいが大きいのは当然ですよ。
理想の空間照明を実現する光を求めて、挑戦は終わらない。
 照明技術研究所では、照明器具の企画から設計、回路やレンズの設計、器具の設計、信頼性の評価、そしてお客様に役立つ製品カタログの製作まで。本当に任される仕事は多岐にわたっています。空間を光でどう照らすのか、LEDのパワーを活かす照明や電源の効率、器具の装備・デザイン、器具の動作性を決める機械的な設計、器具の軽量化を実現する樹脂素材など新素材の選定…。20人のスタッフが「日々に新た」な技術と製品の開発に挑んでいます。光を人間の目に近いかたちでとらえる「配光測定装置」の目の部分は、日本に4台しかないすぐれもの。研究設備と人材の充実には惜しみなく、積極的に投資しています。
 いつも研究所のスタッフに言っている言葉があります。それは「遠藤照明は照明器具メーカーだが、製品をつくることがゴールではない。お客様が求めているのは、器具が創り出していく、理想の空間照明を実現する光だ」と。例えば、食品業界のお客様には、商材である野菜や魚、肉が新鮮で最も美味しく見える光で照らし出す必要があります。また、業界の違いを越えて、光から出る熱を上手に放熱し、超寿命で消費電力が少なく、効率良い空調管理を可能にしなければなりません。当たり前に見える構造にもちゃんと理由がありますし、その工夫と改善、改良に終わりはありません。社是が示す「創意無限」「改善無尽」はどこまでも続いていきます。
何でもいい。得意な専門分野があるなら、力試しをして欲しい。
 ご存じですか、人間が最も落ち着く明かりは、焚き火の光だということを。白色の蛍光灯と比べて少し暗いと感じますが、家庭のリビングには最適です。家族が集いやすくなり、落ち着いた時間を過ごせるより良い暮らしの空間を、私たちの光が創り出していく。商業施設だけにとどまらず、将来は家庭をはじめ「人がいる空間」のあらゆるシーンの照明を担っていける、と確信しています。
 今後は、海外市場への拡大も加速していきます。新たにドイツに事業所を開設するなど、グローバルに「ENDO-Lighting」の活躍する機会が増えています。EUや中国の製品規格に原文で格闘する苦労もありますよ。でも、語学力に堪能な人や海外への挑戦を恐れない人、これからのグローバル展開の主役となっていく人に期待しています。
 LED化が世界に先行する日本で、トップ集団を走っているのが遠藤照明。それだけに、研究開発の現場には解決すべき問題が山積しています。電気、機械、光学、デザインや人間工学、光触媒などの化学分野と、LEDはあらゆる方向の専門家を必要としています。私たちが求めているのは、得意とする専門分野が一つあって、その力を試したい、活かしたいという人。何もかもできなくていいんです。得意分野がある人は、周辺分野を肉づけしながら成長していけますから。
 照明が好きな人は大歓迎ですし、まだ興味が湧かない人でも構いません。新人でも意見が採用され、職場を動かして自らの手で創り出し、力を伸ばしていける。そんな遠藤照明ならではの仕事の面白さを実感していくうちに、きっと空間照明の素晴らしさに気づくはずですよ。
 
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