宮古島市未来創造センター

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宮古島の自然光を存分に取り入れながら間接照明の柔らかい光で包み込む

所在地: 沖縄県宮古島市
竣工日: 2019年8月
施主: 沖縄県宮古島市
設計: 有限会社アトリエ・門口
設備設計: 株式会社総合設備計画
書架: 金剛株式会社
掲載事例集: 2020「デザインベースライト リニア特集号」

図書館エリア:テーブルサンゴをイメージした外観が、館内へも続いている。アッパー照明の光が天井より反射し館内の明るさを確保。特注円型テーブルライトで手元を明るく照らしている。

吹き抜けの天井に照明はなく、書架の上にLinear32を連結して並べ、アッパーライトでベースの明るさを確保。

閲覧テーブルには、特注円型テーブルライトを設置し、窓際のコーナーテーブルには、什器に棚ライトを設置することで、手元の明るさ(400~500lx)を確保。

テーブルサンゴをイメージした外観。

約15万6千冊の蔵書を収納する図書館と中央公民館機能を併せ持つ「宮古島市未来創造センター」。生涯学習や文化活動の拠点として建設されたセンターの外観は、テーブルサンゴをイメージした流線型の構造となっている。館内の吹抜部にも同様の設計を施し、外観との一体感を図っている。ガラス張りの壁面からは明るい陽の光が入り込み、のんびりとくつろぎながら読書を楽しめる空間が創出されている。一般図書エリアのほか、子どもエリアや郷土エリアも充実。ギャラリーや喫茶コーナーも完備し、多目的ホールは300人を収容可能。気軽に来館して利用できるような工夫を施している。

テーブルサンゴをイメージした外観。

■宮古島の自然光を存分に取り入れながら間接照明の柔らかい光で包み込む

図書館の照明計画では、書架照明とアッパー照明で明るさを確保することに注力した。宮古島の自然光を最大限活用することを基本とし、1階入口のダウンライト部分に照度センサーを設置、無線調光システム「Smart LEDZ」で光をコントロールしている。書架照明は、書架メーカーの金剛株式会社と共同でリニア17を光源とする電源内蔵の特注器具を制作。書籍を照らすのに加え、通路照明としての役割も果たしている。アッパーライトはリニア32を採用。天井には照明を設置せず、書架照明とアッパーライトでベースの明るさをキープしている。子ども書架と一般書架では棚の高さが異なるため、配光を使い分けた。子ども書架は拡散配光を採用、一般書架は光が伸びる性質を活かすレクタングル配光で、鉛直面も直下照度も高いものとし、通路の照度を確保した。閲覧テーブルには特注の円型テーブルライトを設置し、窓際のコーナーテーブルには什器に棚ライトを設置することで、手元の明るさを確保。随所に照明器具の存在を感じさせない工夫が施されている。全体に間接光を多用した空間は、柔らかい光環境で、広く市民や観光客の憩いの場として活用されている。

図書館エリア:特注円型テーブルライト

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