城南五山のひとつ、高台にある高級住宅街として知られる御殿山。緑豊かで閑静な街並みの続く坂道の先に本建物があります。このホームでは心地よく日々を過ごすために、エリアごとの性質を丁寧に見きわめ、住まいとしての機能と介護付有料老人ホームの機能を融合しています。エントランス、入居者の共用スペースであるラウンジ、個室、浴場は、通りからのセットバックや空間の配置計画により、まちとの距離を段階的に大きく取りました。エントランスの大階段から繋がる大きな3層吹抜けのトップライトから降り注ぐ日光 は、屋外のような雰囲気を醸します。エントランスには、健康の象徴として大階段を設け、入居者の日常利用を促します。照明計画では、エントランスなどの入居者の共用スペースは、一日のスケジュールで光が変化するようにプログラムされており、外部と内部がシームレスにつながるような光環境を調光調色で実現しています。またダイニングは、朝食・昼食・夕食の雰 囲気を色温度の変化で演出しています。