次世代調光調色シリーズ『Synca』
「光」はどこまで「人」をしあわせにできるだろう
私たちの永遠のテーマを追求して生まれたのが『Synca(シンカ)』です。
次世代調光調色『Synca』開発コンセプト
自然光が、青空や夕焼けを彩りながら大地を照らすように、『Synca』で私たちの暮らしを、より豊かに より健康に彩る。
それにより、世界中の人の笑顔と安らぎを支えることができると、私たちは考えます。
自然光は、様々な明るさ・色・色温度で溢れ、1日の中でも大きく変動している
黄金色・茜色・天空と、季節や時間で移ろう自然光。
その明るさも、日中は約10万lx・夜間は1lx未満。色温度も日中は5,000K・日昇時間帯は直射光で1,800~5,000K(天空光を合わせると5,000~10,000K)・月明かりは4,200Kと大きく変動しています。
人と光には密接な関係がある
光が体内リズムを整え、眠りの質を高める
人は朝になると目覚め、夜になると眠ります。このような規則正しい一日の体内リズム(サーカディアンリズム)は、私たちの健康維持に欠かせないものです。しかしながら、適切な時間に適切な量の光を浴びないと、この体内リズムが乱れ、睡眠を促すホルモンであるメラトニンが正常に分泌されず、睡眠障害をはじめ、肥満・うつ病・認知症といった、さまざまな疾患や健康リスクを引き起こす可能性があることがわかってきました。体内リズムを整えるうえで、光は最も重要な要素です。
※WELL認証でも、体内リズム(サーカディアンリズム)に配慮した、健康で快適な照明計画が求められています。
目的に合った光は、集中を促す/心をときほぐす
朝と夕方では疲れ方も活力も異なります。仕事をする時間帯や内容に適した光を選ぶと、仕事のパフォーマンスが向上すると言われています。その日のコンディションや作業目的等に合わせて、色温度や明るさを自在にコントロールすることで、私たちの生活はもっと快適で質の高いものになります。
光の違いで、「見えの好ましさ」は変化する
人は視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の五感を使って判断しています。特に視覚による情報は重要です。赤みをプラスすることで、赤色の再現性(R9)が向上し、料理をおいしそうに見せることができたり、肌がイキイキと健康的に見えることにより、好ましく魅せることができます。目的に合わせて光の色をコントロールすることで、より豊かなコミュニケーションを促します。
データでわかる”光と健康” ”光の効果”
光が人体に及ぼす影響については、世界中で多くの研究成果が報告されています。その一例を紹介します。
<眠りの質を高める光>夜間は低色温度・低照度にする
脳内の器官「松果体」から分泌されるメラトニンというホルモンは夜間
に睡眠を促したり、体温や脈拍、血圧を下げたりすることが知られています。夜間に強い光を浴びるとメラトニンの分泌が抑制されてしまいます。そのため就寝時刻の3時間前からは照度10lx以下、就寝してからはできるだけ暗い1lx以下が推奨されています。
参考論文:Brown TM. et al. (2022) Recommendations for daytime, evening, and nighttime indoor light exposure to best support physiology, sleep, and wakefulness in healthy adults. PLOS Biology, 20, (3), e3001571.
<健康を維持する光>夜間の光は肥満や動脈硬化のリスクを高める可能性がある
糖尿病や動脈硬化などのリスク要因である肥満。その肥満に夜間の光が影響しているといわれています。夜間勤務者に肥満や脂質異常症が多く、心血管疾患のリスクが高いことも報告されています。実験によると、夜間の平均照度が高いと、肥満症の割合が約1.9 倍、脂質異常症の割合が約1.7 倍も高いことが分かっています。
参考論文:Obayashi, K. et al. (2013). Exposure to Light at Night, Nocturnal Urinary Melatonin Excretion, and Obesity/Dyslipidemia in the Elderly: A Cross-Sectional Analysis of the HEIJO-KYO Study. The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism, 98, 337–344.
<仕事がはかどる光>集中したい仕事は、高色温度のアンビエント光の下がよい。
オフィスなどで省エネの実現が期待されている照明手法として、タスク・アンビエント照明があります。低い色温度よりも高い色温度のアンビエント(全般)照明の下では交感神経が優位となり、集中力を要する作業のパフォーマンスが維持されやすいことが判明しています。空間の印象を損なうことなく作業効率を高めます。
参考論文:Hayano, J., Ueda, N., Kisohara, M. et al. (2021). Ambient-task combined lighting to regulate autonomic and psychomotor arousal levels without compromising subjective comfort to lighting. J Physiol Anthropol 40, 8.
『Synca』が実現する4つの価値
光が、心と体に働きかけることで、機能的で、居心地のよい空間を創造します。
「自然の光」「色味調整」「カラー演出」を1台で備えた新しいLED照明
次世代調光調色『Synca』とは?
『Synca』は、自然の光と人工の光の価値を融合し、未来の可能性を広げる新しいLED照明。
ろうそくの光から青空光までの「自然の光」「色味調整」「カラー演出」を1台で備えた、業界初* の次世代調光調色シリーズです。
*当社調べ
ろうそくの光から青空光まで、自然の光を再現
一般的な色温度範囲が2700K~6500Kであるのに対し、『Synca』は焚き火やろうそくの1800Kから青空光の12000Kまで、人工光源では実現できなかった幅広い光色の選択が可能。自然界に存在する多様な光の色を再現し室内にダイナミックな自然の表情をもたらすとともに、体内リズムを調整し健康的な生活を整えます。
『Synca』は、どの色温度も「自然の光」
従来の調光調色に比べて、黒体放射軌跡* のカーブに近いため、自然光のような光が再現可能です。
*黒体放射軌跡:黒体(外部から入射する熱放射などを、あらゆる波長にわたって安全に吸収したまま放出できる物体)の温度が上昇していくときに発する光の色を色度図上に表したもの。この軌跡に近いほど自然な光色となる。
5段階の色味調整が可能
色味調整機能にあるDuv*1の上下によって、色味(赤み、緑み)を簡単に調整。
赤みをプラスすることで食べ物をおいしく見せたり、肌を健康的に。緑みをプラスすることで植物の緑をイキイキと見せることができます。
- *1:黒体放射軌跡からの偏差(Δuv)を1000倍した値。マイナスの値が大きくなるほど赤みが強く、プラスの値が大きくなるほど緑みが強くなる。
121種類のカラー演出機能
ライトアップにあるようなカラーライティングの濃い色彩ではない淡いトーンは、高演色性と演出性の両立を実現。囲炉裏のような赤、木漏れ日のような緑など、空間に馴染む自然なカラーライティングで、日常に季節感を取り入れます。
高演色 約Ra92*1
あらゆる色温度帯で高演色を実現、照らされたものが自然な色に見えます。
WELL認証の演色性基準(Ra80以上、R9_50以上)にも適合しています。
- *1:色温度2700K~10000Kの範囲において
使いやすさを追求したコントローラ画面で、自由自在に光を選択可能
ENDOオリジナルの無線調光システム『Smart LEDZ』で、『Synca』の光を自由自在にコントロール
通常モード
1800Kから12000Kまでの光色を自由自在に選択可能。「おすすめ」ボタンで代表的な自然光を選択、「詳細」ボタンで色味調整(赤み、緑み)が可能です。
演出モード
11×11の121色からお好きな色をタップするだけで照明がその色に変わります。スライドバーを使えば、選択した色の状態で調光することも可能です。
「明るい光」から「感じる光」へ。
『Synca』で創る「はたらく」「食事を楽しむ」「癒す」「育む」光とは?
体内リズムを整える
1日の大半を同じ明るさのもとで過ごすオフィスワーカーは、体内リズムを乱しがちです。時間の経過とともに、室内の明るさと色温度が自然と”太陽の動き”に近い明かりになることで、体内リズムを整える効果が期待できます。
アイデアをひろげる
電球色系の光はリラックス効果が期待できます。クリエイティブな発想をしたい時や、ディスカッションをしたい時など、頭を柔軟にしていろいろなアイデアをひろげたい時に適しています。
集中力を高める
白色系の光は集中力を高めることが期待できます。打合せで考えたアイデアを提案書にまとめる時や、計画書の作成で数字のミスが許されない時など、一人で業務に集中したい時に適しています。
納入事例:「CODO」プロジェクト
時間に応じて光を変化させることで体内リズムを整え、健康的なオフィス環境を実現。「働き方改革」「健康経営」を支えます。
『「CODO」プロジェクト』事例詳細はこちら
居心地の良い空間をつくる
朝の時間帯は爽やかさを演出、ランチタイムは活気のある雰囲気を、ディナーでは落ち着いた雰囲気など、時間帯によって店内の照明を変化させることで、居心地の良い空間をつくります。
食事をよりおいしく魅せる
自然光に近い光を再現できるため、テーブルに並ぶお肉や魚、野菜などの全てをおいしそうに感じさせ、お客様の食欲を刺激します。
特別感を高める
春の桜色、ハロウィンのオレンジ色、クリスマスの赤色など、季節やイベントにふさわしいカラーライティングで店内を彩ることで、同じ空間でも様々な表情をつくりだし、”非日常の雰囲気”を演出します。
納入事例:モスバーガー 大崎店
店内の雰囲気づくりを、調光調色で実現。おいしい食事と時間帯で変化する光環境によって、お客様がいつ来店されてもホッとできる安らぎの空間が生まれています。
『モスバーガー 大崎店』事例詳細はこちら
緊張を和らげる
身体の不調を感じて病院訪れるのは不安なもの。診療を待つ間の診察室の色温度を低めに設定することで、患者様の緊張を和らげる効果が期待できます。
おいしく感じる見た目に
”食事は目でいただく”と言うほど、おいしさには「見た目」も大切です。実際、光でおいしそうに見せることで、残すごはんの量が1/3以上減ったという高齢者向け施設での実験データもあります(遠藤照明調べ)。
空間にリズムをつくる
長期間・長時間におよぶ治療は、身体だけでなく精神的にも大変です。治療中に病室の色温度を定期的に変えて空間にリズムをつくることで、患者様の精神的な負担の軽減につながることが期待できます。
納入事例:長森いきいき倶楽部「Lachic」
光で生活リズムを整えることで、認知機能障害(昼夜逆転)など、感情や行動の改善に繋がることを期待して、光を高齢者のケアに活かしています。
『長森いきいき倶楽部「Lachic」』事例詳細はこちら
豊かな感性を伸ばす
絵を描く、歌をうたう、友達と遊ぶ、字の書き方を習う。子どもたちが伸び伸び過ごせる環境をつくることで、豊かな感性を伸ばすサポートをします。
一日のリズムを学ぶ
まだ時計の見方がわからない子どもでも、お部屋の変化は敏感に感じ取ります。照明をコントロールすることで、お昼寝の時間やお迎えの時間が近づいていることを感じ、自然と生活リズムを身につけることができます。
教室がステージに早変わり
子どもたちが普段過ごしている教室も、カラーライティングで変化を与えることで、子どもたちの立つ場所がそのままステージに早変わり。お父さんお母さんに子どもたちの成長を見てもらいましょう。
納入事例:こどもの森保育園 こもれびテラス的場
季節や時間に応じて空間を変える、場面を切り替える 子どもたちの心に、光が寄り添っています。
『こどもの森保育園 こもれびテラス的場』事例詳細はこちら
1台三役でありながら、導入しやすい価格設定
導入しやすい価格設定
「自然の光」「色味調整」「カラー演出」の一台三役でありながら、従来の調光調色シリーズ「Tunable LEDZ」との価格差を抑えた導入しやすい価格設定になっています。 ※お客様が必要とされる光色やカラー演出のニーズに応じて、調光調色シリーズ(『Synca』『Tunable LEDZ』)をお選びいただけます。
ラインナップ
ダウンライト・スポットライト
次世代調光調色Syncaベースダウンライト
次世代調光調色Syncaユニバーサルダウンライト
次世代調光調色Syncaグレアレスベース・ユニバーサル・ウォールウォッシャ-ダウンライト
次世代調光調色Synca SB形ベースダウンライト
次世代調光調色Syncaスポットライト
間接照明
次世代調光調色Syncaリニア32(屋内用)
次世代調光調色Syncaリニア32(屋外用)
次世代調光調色Syncaリニア17(屋内外兼用)
次世代調光調色Syncaフレキシブルテープライト
ベースライト
次世代調光調色Syncaデザインベースライト(リニア70・50・32)
次世代調光調色Syncaトップライト照明
次世代調光調色Syncaベースライト ペンダントタイプ
次世代調光調色Syncaスクエアベースライト
次世代調光調色Syncaシステム天井
次世代調光調色Syncaシーリングライト
フロアスタンド
次世代調光調色Syncaフロアスタンド
次世代調光調色Syncaフロアスタンド リニア32
LEDZ LAMP
LEDZ LAMP E26・E17・E11
OUTDOOR Synca
OUTDOOR Synca
製品に関するお問い合わせは、以下のメールフォームから受け付けています。
カタログのご案内
製品に関する詳しい情報は、総合カタログ『LEDZ Pro.6』屋内用:p44・屋外用:p892、もしくは以下WEBカタログでご確認いただけます。
カタログのご請求は以下から受け付けています。
”光と健康”の関係について、イラストや図解・実例を用いて分かりやすく解説した冊子「照明知識」は、以下からダウンロードいただけます。
ENDOが「調光調色」をオススメする理由
調光調色することで、体内リズムの調整はもちろん、人に心地よい空間づくりと同時にエネルギー(電気代)削減も可能です。詳細は以下よりご確認いただけます。