公益財団法人JKA 統合移転プロジェクト
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照明、形、高さなど様々なアプローチによる場づくりで、コミュニケーションを活性化
お客様の声
照明、形、高さなど様々なアプローチによる場づくりで、コミュニケーションを活性化
株式会社ザ・デザイン・スタジオ シニア・プロジェクト・デザイナー 小山 晃司 様
JKAは競輪とオートレースという二つの公営競技 を統括し、その収益を地方自治体の財政健全化 や様々な事業の振興に役立てる公益財団法人 です。もともと別々の団体が一つになったという 経緯もあり、オフィスは数か所に分かれていまし たが、コミュニケーションの活性化を図るため、統合することになりました。今回の内装で最もこだわったのは、エントランスです。バンクを力いっぱい駆け抜けるというシーンを形にし、レース場に共通する空気感を再現しました。照明の光源は意外と目立ちます。そのためここでは、全体的に落ち着きのある空間の中で、見せたいものに集中させることを狙いグレアレスダウンライトを使用しました。また、バンクのR状のラインを照らすためにダウンライトの付け方を工夫したところ、光の濃淡が生まれ躍動感が出ました。予想以上の効果に、改めて光のおもしろさを実感しています。
照明効果で空間に目に見えないゆるやかな壁を作り、変化をもたらす
オフィス内は「コミュニケーション」というテーマのもと、三つのレイヤーに分かれています。ちょっとした立ち話ができるミーティングスペースを窓際に配し、ゆっくり座って話せるリフレッシュスペースを二か所、さらに、しっかり議論できる会議室を設けています。会議室の照明には電球色3000Kのベース照明に加え、テーブルミーティングをしっかりと実施できるよう、中央のテーブル面を照射する温白色3500Kのペンダントを設置しました。また、執務室には、大きなリングペンダントライトを採用し、全体の執務エリアが白色光なのに対し、ここは色温度を温白色(3500K)とすることで、ほっこりとした柔らかい空間を演出しています。床から跳ね返った光で天井面もほどよく照らされ、それがアイキャッチとなって他とは異なる印象を与えています。オフィスでコミュニケーションを生み出すには、多様性のある場づくりが必要です。 形、高さ、色、景色、音など様々なアプローチを活かしつつ、照明が目に見えないゆるやかな壁の役割を果たして、シームレスな空間に変化をもたらしてくれます。その役割は非常に重要だと思っています。
主な採用製品
会議室
特注ラインペンダント
温白色(3500K)
19.6W
PWM調光