「神戸みなと温泉蓮」と「ラ・スイート神戸オーシャンズガーデン」は、神戸市の都心ウォーターフロント事業の中核プロジェクトとして、同市の公募により事業者に選ばれた株式会社ラスイートが運営する複合施設である。「神戸みなと温泉蓮」は、全90室すべてに50㎡以上のゆったりとした室内とオーシャンビューが楽しめるテラスを備えた和モダンテイストの宿泊施設。「ラ・スイート神戸オーシャンズガーデン」は、最大700名を収容可能なコンベンションホールと三方を海と接するウェディング施設を有する。

■間接照明や意匠器具を効果的に用いて空間の印象や明るさ感に配慮した光環境を演出

宿泊施設「神戸みなと温泉蓮」の正面は、高さ38mのルーバーを根元より狭角6°のアウトドアスポットライトで照らし上げるとともに、頂部の庇もライトアップすることで、神戸の街からの印象に配慮し、みなとまち神戸の夜景に新たな彩りを添えている。建物へと続く日本庭園の回廊には、ルーバー壁面の足元に特注間接照明を設置。重心の低い光にすることで、幻想的な雰囲気を醸し出し、施設に対する期待感を高める演出が施されている。宿泊者が利用するエリアは、眩しさに配慮したグレアレスベースダウンライト（2700K）を使用すると同時に、間接照明により壁面や天井面を明るくすることで、開放感のある豊かな空間を表現している。また、「ラ・スイート神戸オーシャンズガーデン」においても宿泊施設と同様、基本の色温度は2700Kとし、眩しさを抑え、明るさ感に配慮した光環境を実現している。

※神戸のホテルとしては初のCASBEE Aランクを取得。