近江八幡市 八幡堀
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四季折々の景観に寄り添い歴史的な“しるべ”を灯す『Synca』の光
お客様の声
四季折々の景観に寄り添い歴史的な“しるべ”を灯す『Synca』の光
有限会社スタイルマテック 代表取締役 松本 浩作 様
滋賀県のほぼ中央に位置する近江八幡市は、織田信長が築いた安土城跡をはじめ、近江商人ゆかりのまち並み、国際芸術祭BIWAKOビエンナーレの 開催など、自然や歴史、文化が豊かな地域です。今回、ライトアップを施した八幡堀は、豊臣秀次の築いた八幡山城を中心に、電線もなく岸辺に灯籠や石畳が続くような景観が保全された町。この場所に夜間景観を構築するため、白雲橋から明治橋までの約120m区間の遊歩道及び川沿い(石垣下を含む)、橋梁にライトアップの電気設備を設置しました。
最適な光を選択し、八幡堀の水辺を美しく照らし出す。
私たちがご提案したのは「導のあかり」。近江八幡へのあらゆる“しるべ”となる光をコンセプトとして、八幡堀のライトアップへ展開しようと考えました。八幡堀の魅力はなんと言っても水と石垣、そしてその周辺に存在する古民家や蔵など、あたたかい江戸時代にタイムスリップしたかのような風情です。次世代調光 調色『Synca』によって表現したのは、そんな風景の四季折々に対応する光。一般的なライトアップに用いる拡散光ではなく、スポット光を部分的に照射し、季節や時間に応じて細かくコントロールしています。例えば、春の水辺を彩るソメイヨシノの花びらは白でもなく、ごく淡いピンクです。その花の色を照射するのが、高演色Ra91の光、色温度5000Kとペールカラーの薄ピンク(7-8)の組み合わせです。夏の葉桜の季節は、ペールカラーの濃グリーン(2-11)と薄グリーン(5-10)に、秋は色温度3000Kと2700Kに、冬は色温度2400Kと1900Kに変化します。数多くの選択肢から最適な光を選ぶこと、さらにその光がカラーであったことがとても新鮮でした。さらには1日の時間の中でも人の往来とエネルギーを考慮した時間配分も実施。すべてが自動スケジュールで運営されています。今までの屋外照明の光はメンテナンスのこともあり、使用できる光源はナトリウム灯やハイカライトなどの放電灯か蛍光灯が主流であり、光を調整(調光)することは考えられませんでした。しかし、『Synca』と無線調光システム『Smart LEDZ』により、屋外のライトアップにおいても、今までにない色温度や明るさの変化がDAILYに実現可能となりました。これにより、屋外の照明バリエーションは確実に増えると考えます。今後も夜の景観を多彩な光で演出していきたいですね。