博多FDビジネスセンター
- アウトドア・景観
- オフィス
- ーFit Plus
- ーTunable
- アウトドア「To-Co concept」
- グレアレス
- 無線制御システム「Smart LEDZ」
- 調光調色
- 九州・沖縄
外周部の公開空地の安全性や賑わいの演出に配慮 建築と都市景観・市街地環境との新しい関係性を生み出し、 魅力あふれる空間に
福岡市博多区。明治通りと大博通りが交わる呉服町交差点のそばという好立地に、福岡地所と第一生命保険が共同で開発を進めてきた「博多FDビジネスセンター」が竣工した。天神や博多に次ぐビジネスエリアで希少な大型区画を持ち、充実の BCP機能を備えたオフィスビル。エリアのランドマークとなるデザイン性が高く、居心地の良いハイスペックなビルの誕生である。
■外周部の公開空地の安全性や賑わいの演出に配慮 建築と都市景観・市街地環境との新しい関係性を生み出し、魅力あふれる空間に
「博多FDビジネスセンター」は2~12階のオフィスフロアが公開空地に覆い被さるような前傾形状となっており、その前傾したガラスカーテンウォールと植栽桝等により、建築と都市景観・市街地環境との新しい関係性を生み出している。そしてそこに、
抑揚ある照明計画が合わさることで、夜間においても歩行者の安全性の確保と同時に、明治通りの賑わいや広がりある空間の奥行き感が演出されたデザインとなっている。オフィスのシステム天井用照明においては、光が外構を煌々と照らすことを抑制するため、外周部にはダウンライトを採用。エントランスは、スリット内部におさめられたブラックコーンのグレアレスダウンライトと間接照明とで構成され、照明器具が直接見えない落ち着きと広がりのあるデザインとなっている。通常、オフィスビルの外構照明は耐久性を重視した、より堅固で全面的に明るい照明を使う傾向にある。このビルでは、エントランスが良く見えるように視線的に邪魔にならずデザイン性を損なわないポール式のスポットライトと、コンパクトな植栽用スポットライトにより、どこからともなく床に降り注いでいるような光とし、植栽立上り面やベンチを抑揚ある配光で浮かび上がらせる照明計画となっている。光源としては、調光調色『Tunable LEDZ』も一部採用。無線制御システム『Smart LEDZ』にて、
100K単位で好みの色温度に変更可能で、今回は2700Kに設定した。