聖和かいせい保育園
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子どもたちの成長に大きな影響を与える照明に調光調色を導入
お客様の声
子どもたちの成長に大きな影響を与える照明に調光調色を導入
聖和かいせい保育園
園長 西山和代 様(右)
保育士 松本理恵 様(左)
聖和かいせい保育園は、37年間にわたり「より質の高い教育サービスを追求する創造企業」として学習塾を中心に子どもたちの学習支援に取り組み、大阪を中心に17園を展開する株式会社成学社の認可保育園です。2018年の開園以来、生後6ヶ月から5歳児までの80名の園児を受け入れ、一人ひとりを大切にする保育を第一に実践しています。子どもたちは、まだ言葉を十分に使えないため、目から入ってくる情報はとても重要です。子どもたちが安心でき、落ち着ける環境を作るためには、目線の先に常ににぎやかな飾りつけがあるような状態は望ましくありません。大人が一見して、かわいいと感じるような装飾でも、そこで一日を過ごし、日々成長する子どもたちにとっては、処理できる情報量を超えている可能性があります。だから、おもちゃに関しても、キャラクターものや派手な原色のものは避け、木製の自然な風合いを活かしたものを選んでいます。特に照明は、目から入ってくる情報の多くを占めるため、子どもたちの成長に大きな影響を与えますので、調光調色をはじめ光をコントロールすることで、一人ひとりの子どもに合わせたきめ細かな対応を実施しています。
照明の変化によって、無理なく安定した生活リズムを育む
登園が始まる朝7時から午前10時の間は明るく白い光で。午前10時から午後3時までは、朝の白い光よりは優しい白色に。午後3時から夕方5時の間は、ちょっとオレンジ色に近づき、5時以降はさらにオレンジを強めて、明るさも落としています。すると子どもたちは、まず10時の時点でハッとお部屋の空気が変わることに気づくのです。子どもたちは、私たち大人が考えている以上に光の変化に敏感で、大人が気づかない小さな変化にも反応して、必ず照明の方を見上げます。また、食べるペースや食後に眠くなるタイミングも一人ひとり違います。当園では、全員一度に給食からお昼寝へと急き立てるように動くのではなく、3人ずつの少人数で動くため、食べるスペースと遊ぶスペース、眠るスペースをそれぞれ分けていることも特徴です。お昼寝に入る子どものスペースから順番に少しずつ照明を落としていきますので、無理なく安定した生活リズムを身につけることができます。そして、夕方5時に照明の色が変わると、まだ時計がわからない子どもでも、もうすぐお父さんお母さんが迎えに来る時間だということがわかります。このように照明の変化によって、子どもたちが時間の流れを感じ取れるようになりました。今後は、さらに細やかな調光調色を行い、子どもたちを自律から自立へと成長できるように保育していきたいと考えています。