より豊かに、健康に / 医療福祉施設(病院)
医療従事者の不足や環境整備の課題が続く医療現場。
求められるのは、単なる設備更新ではなく、働く人と療養する人双方の負担を軽減する環境づくりです。
光を“明るさ”という機能にとどめず、ウェルビーイングを支える環境要素として捉え、照明の視点から提案します。
病院照明に求められる二つの光環境
患者さまと医療スタッフでは、時間や行為が異なり、それにより求められる光の時間軸が異なります。
回復を支える光と業務を支える光。病院の照明計画は、その両方を成立させることが重要です。
患者さまの回復を支える光
病院の療養環境において、光は単に空間を照らす存在ではありません。
身体のリズムや心理状態に穏やかに作用し、回復の過程を支える環境要素のひとつです。
病室や共用部では、時間の流れと人の状態に寄り添う照明計画が求められます。
体内リズムに配慮した調光調色照明(病室照明)
入院生活では、自然光との接点が限られます。そのため病室では、人工照明が生活リズムを整える役割を担います。
朝は高めの色温度と十分な明るさで覚醒を促し、夕方から夜にかけては照度と色温度を段階的に抑え、安静へと導く。
時間帯に応じて光環境を緩やかに変化させる調光調色制御により、病室を“時間の流れを感じられる空間”へ整えます。
コラム
現代の生活は理想的な光環境ではない
コラム 現代の生活は理想的な光環境ではない
現代は、室内で生活するために日中は光を浴びる量が少なく、逆に夜は大量の光を浴びていることから、体内リズムが乱れていると言われています。このような自然界とかけ離れた光を浴びることは、メラトニンというホルモン分泌に影響を及ぼし、睡眠障害をはじめ多くの健康被害の原因になると知られています。
おすすめの製品
再入眠を妨げない深夜照明
トイレ照明は日中と同じ明るさで設定されていることが多く、深夜にもそのまま使用されがちです。特に深夜にトイレを利用する高齢者にとって、強い光が脳を覚醒させ、再入眠を妨げる要因となっています。安全面に配慮しながら、トイレ照明も日中・夜間・深夜で調光できる環境を整えることで、高齢者のサーカディアンリズムを守り、より質の高い睡眠と生活リズムの維持に貢献できます。
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人感センサー付ダウンライト
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カラー照明による心理的ケア(小児病棟・ロビー)
光は心理にも作用します。小児病棟でのやわらかなカラー演出や、季節を感じさせるエントランスの光。照明による空間演出は、不安の軽減や安心感の醸成に寄与します。
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埼玉協同病院・ふれあい生協病院
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医療スタッフの業務を支える光
医療施設は、昼夜を問わず多様な業務が行われる環境です。
光環境は、判断の正確さや集中力の維持に大きく関わります。
過度な覚醒を抑える光色設計や、眩しさに配慮した器具選定。時間帯に応じた段階的な明るさ制御により、負担軽減と業務効率の維持を図ります。
高色温度を活用して集中を引き出す―タスク&アンビエント照明―
集中したいエリアで求められるのは作業に没頭できる環境です。視覚面で高色温度を活用することが集中しやすい環境づくりに役立ちます。
夜勤スタッフに配慮した調光調色運用
夜間勤務では、業務内容に応じて求められる光環境が異なります。デスクワークでは適度な覚醒を促す光が必要であり、見回りや処置時には安全を確保するための十分な視認性が求められます。一方で、過度な刺激は生活リズムへの影響につながります。時間帯や業務に応じて光色と明るさを緩やかに制御することで、安全性と集中力を確保しながら、身体への負担を抑えた夜間照明環境を整えます。
埼玉協同病院・ふれあい生協病院
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