社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス 座間総合病院
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ホスピタリティはベッドブラケットの デザインなど、細部まで及ぶ
座間総合病院は、米軍キャンプ座間の一部返還地に開設された一般急性期病院。病院の減少により機能が低下した座間市エリアの救急医療体制を再構築すべく、国有地の定期借地権を活用して誘致された全国初のケースとしても注目を集めた。地上6階建ての病棟に、総合診療科をはじめとする
19科目、病床数352床を有し、幅広い医療ニーズに対応する。市民が安心して利用できる環境づくりを重視し、建築設計・インテリア・サイン計画と密接に連携した照明計画を実施。先進医療を提供する場にふさわしい洗練されたスタイルと、親しみや暖かみを感じさせるホスピタリティをあわせ持つ光環境を創造することに成功している。
■ホスピタリティはベッドブラケットのデザインなど、細部まで及ぶ
同院の照明計画において特筆すべきは、病院特有の緊張感を払拭する演出が施されている点である。例えば、総合待合ホールには、間接照明とベースダウンライトがバランス良く配置されており、ホール全体の陰影のある光のコントラストと、壁面の適度な明るさ感、ナチュラルなテイストの内装・インテリアが心地よい相乗効果を生み出している。また、352床のベッドすべてに、や
わらかなフォルムでベッド幅にぴったり収まる幅920mmサイズのベッドブラケットを採用。壁面からの出幅も最小限にとどめているため、患者さんに緊張感を与えないデザインとなっている。照明の切り替えも、上向きのアッパーライト、下向きの読書灯と常夜灯の3つを兼ね備えており、シーンに応じた最適な光の提供が可能である。衛生面でも、清掃が容易でホコリが溜まりにくいという大きなメリットがある。