この施設は京都駅近くにある頚椎の治療で有名な京都木原病院です。１階は受付・待合ホール、診察室、検査室、リハビリルーム、2、3階は病床フロアーで全47床ある病室は全て個室になっています。4階は手術室と開放的で眺めの良い職員休憩室があり、24時間利用可能となっております。新病院建設にあたっては、患者様のみならず、スタッフの方にも寄り添った優しい照明計画が求められました。その要望を満たすべく、不快な眩しさを抑えた目に優しい光の間接照明や、冷たいイメージがする鏡面コーンでは無くホワイトコーンのダウンライトを採用しました。また、自然光と共に生きる人間の生体リズム「サーカディアンリズム」を考慮し、パブリックスペースの照明は自然光の変化に合わせた調光調色を時間軸でシーン設定し自動運用しています。2、3階の病床フロアーの廊下照明は、色 温度が2700K ～ 6500Kの調光調色器具を、無線調光システムSmart LEDz Fit Plusで、１日を8シーンに分け運用しています。特に深夜の時間帯は10 ～ 15lxに調光することで、安全な均一常夜灯照明環境となっております。

ダストレス天井埋込間接照明器具は、眩しさの 無い優しい間接光で、自然光の移り変わりに合せた 調光調色が患者を癒してくれる