リプレイス・セカンドリプレイスのすすめ

リプレイス・セカンドリプレイスのすすめ


LIGHTING+ for All facilities
原油価格の高騰による電気代の値上がり/カーボンニュートラル宣言/SDGs、健康経営、ワークライフバランスなど
エネルギー(電気代)の削減はもちろん、企業価値や空間価値をあげるLED照明化が求められています。
リプレイス・セカンドリプレイスに最適な照明の考え方をご紹介します。

  • * リプレイス・replace…「取り替える」「交換する」を意味する

2027年に蛍光灯が無くなるって本当?

蛍光灯、水銀ランプの製造・輸出入が禁止に。LED照明への交換をお勧めします。

ランプ・照明器具をめぐる社会情勢

水銀に関する水俣条約第5回締約国会議

2027年末:蛍光ランプの製造・輸出入禁止、2021年以降:高圧水銀ランプの製造・輸出入禁止

2027年末、蛍光ランプの製造・輸出入禁止

2023年11月の水銀に関する水俣条約第5回締約国会議で、すべての一般照明用蛍光ランプの製造・輸出入の廃止が2027年末と決定しました。一般照明用の高圧水銀ランプについては既に2021年以降、製造・輸出入が禁止となっています。

コラム
蛍光ランプの2027年問題とは?

蛍光ランプがなくなる前に、LED照明器具に交換しましょう!

蛍光ランプの2027年問題


LEDからLEDに交換するメリットはあるの?

10年前にLED化されている場合は、大きなメリットがあります。

10年前のLEDから最新LEDへの交換で約33~54%の省エネと、故障率を改善

照明器具の消費電力推移

以下は一般論となりますが、LED発売当初、蛍光灯(Hf蛍光灯)から直管LEDへの交換で約25%省エネ(電気代削減)することができました。
その後、LED照明の技術進歩により、約10年前のLEDから最新のLEDに交換することで、明るさは同じなのに約33~54%の省エネ(電気代削減)を実現することも可能となりました。

照明器具の消費電力推移(一般社団法人日本照明工業会より)

照明器具のメンテナンス時期

照明器具は、設置してから約10年が「適正交換時期」と言われており、10年を過ぎると故障が急に増加するとともに、明るさ(光束維持率)もダウンしている状態となります。
そのまま使い続けると、外部に支障がなくても器具の劣化は進んでおり、器具内の部品(安定器・ソケット・電線など)の絶縁劣化等により発煙事故に至る場合もあります。

故障率と器具交換時期イメージ(一般社団法人日本照明工業会より)/照明器具の累積故障率と光束維持率

10年前のLEDから最新LEDへの交換で、年間約50万円の電気代削減も可能

シミュレーション

蛍光灯(Hf蛍光灯)から最新LEDへの交換で、年間約41万円の電気代削減
約10年前のLEDから最新のLEDへの変更でも、年間約49万円の電気代削減が可能です。

※条件・器具により削減額は変わります。詳しくは各営業所へお問い合わせください。

従来光源から最新LED(非調光)へリプレイス 例
10年前のLEDから最新LED(非調光)へリプレイス 例

最新LEDであれば、どれも一緒?

LED照明により、性能が異なります。詳細情報の確認をお勧めします。

高効率LED照明を選択する

エネルギー消費効率(lm/W)

電力1Wを使ってどれだけの効果を得られるかという指標となります。

ここにAとB 2つのLED照明器具があります。
光束はどちらも4,000lmなので、照明器具の明るさは同じとなります。しかし消費電力を比べると、Aは40.0W、Bは33.3Wとなり、Bの方が16%省エネとなります。同じ明るさを得ることができる照明器具ですが、実はこのように性能が異なる場合があります。そして、エネルギー消費効率を比べると、Aは100lm/W、Bは120lm/W
耐用年数(ここでは40,000時間で計算)までの電気代はAは44,800円、Bは37,296円となり、もし100台あった場合はBを選択した方が75万400円電気代削減が可能となります。

※例えば演色性等、その他の性能比較が必要なケースもあります。ご注意ください。

エネルギー消費効率(lm/W)に関するシミュレーション

折角交換するのに単純なLED化で大丈夫?電気代を削減しつつ、快適な光環境を実現するには?

ポイントは「高効率LED照明」「適時・適光・適所」 そして「調光調色」です。

省エネと快適性を両立する、3つのポイント

1.適光・適所

空間全体を見回すと、意外と無駄な光があることに気が付きます。
スーパーマーケットを例として考えてみましょう。バックヤードはすぐに想像できると思いますが、例えば冷ケースの棚にも照明器具が仕込まれているので、棚の付近は天井照明も相まって実は明るすぎる。逆に棚に照明の無いエリアは、対比で暗く見えてしまっているかもしれません。店内の明るさを最適化することで、無駄な光(=無駄な電力)を削減することが可能です。

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エリア毎に光を最適化する

明るすぎる箇所の天井照明を調光、逆に対比で暗く見えてしまっている箇所は明るくする等、エリア毎に光を最適化します。

用途に応じて明るさを変化

回遊導線を考え、明るさも変化

明るさのバランスを意図して変える

例えば、通路部分は明るさを落とし、注目いただきたい商品棚は明るくし視線を誘導する等。その場所の用途・目的ごとに光を最適化します。

2.適時・適光

同じくスーパーマーケットであれば、開店前や閉店後の準備時間は、少し明るさを絞る。日が暮れる17:00以降は、外が暗いので、昼間と同じ店内の明るさは不要と考え、少し明るさを落としてあげることも可能と考えます。それにより光の運用分が、省エネ(電気代の削減)に繋がります。

これらの考え方は、オフィス・公共施設ほか、どんな施設でも検討できる要素と考えます。

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時間毎に光を最適化する

同じ明るさでも、昼と夜では、感じる明るさ感が異なります。

3.調光調色

色温度と照度には「クルーゾフ効果」と呼ばれる法則があります。
例えば色温度の低い光は、照度が低いと穏やかで暖かい快適な印象を与えますが、照度がある程度より高くなると、逆に暑苦しく不快感を与えるというものです。この法則により低色温度時は照度を下げ、同時にエネルギーの削減を図ることが可能です。

この色温度と照度の最適な関係を、自然光のように時間軸に応じて変化させることで、人に心地よい空間づくりと同時にエネルギー(電気代)を削減することが可能となります。調光調色は、これからの照明環境、リプレイス・セカンドリプレイスには欠かせない要素です。

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クルーゾフ効果を活用する

この図は極端ですが、色温度5000Kで照度3,000lxの空間を300lxに調光することで、明るさも電力量も約1/10となります。ただその場合、人にとっては少し不快な領域になります。しかし、色温度5000Kで照度3,000lxの快適な領域にいる空間を、色温度を3,000K・照度を300lxにします。こちらも明るさも電力量も約1/10となりますが、快適な領域のままです。

結論!最小のエネルギーで、高付加価値空間を実現する

「高効率LED照明」+「適時・適光・適所」+「調光調色」

単純な最新LED照明導入に留まらず、自然光にあわせた人にやさしい光環境(調光調色) と 場所・時間に応じた最適な光環境の両立により、付加価値の高いリプレイス・セカンドリプレイスの実現が可能です。

結論!最小のエネルギーで、高付加価値空間を実現する
従来光源から調光調色LEDへリプレイス 例
LEDから調光調色LEDへセカンドリプレイス 例


さらに詳しい情報は、以下メールフォームからお申込みください。
リプレイス・セカンドリプレイス先進事例 / では、いつ交換するのが最適か!? など

適時・適光・適所におすすめの製品

適時・適光・適所におすすめの製品

ENDOの無線制御システム『Smart LEDZ』なら、自在に適時・適光・適所が可能。

  • 無線調光なので信号線がないため、リプレイス・セカンドリプレイスに最適です。
  • 照明のグループ変更も自由自在。スマートフォンやリモコンで、簡単に照明シーンを切り替えることが可能。
  • 施設の規模や運用方法により、4つのシステムよりお選びいただけます。

調光調色かつ高効率なおすすめ製品

調光調色「Tuneble LEDZ」

リプレイス・セカンドリプレイスに最適な、調光調色『Tuneble LEDZ』

  • 調光調色で、省エネと快適性を両立します。
  • 調光調色でも単色ダウンライトと同等の高効率を実現。 さらに!より安価に、よりお求めやすくなりました。
  • スケジュール設定により、生活リズムにあった適切な色温度や明るさをコントロールします。

カタログのご案内

高効率な調色調色LED照明「Tuneble LEDZ」に関する詳しい情報は、照明総合カタログ『LEDZ Pro.6』p160 もしくは、以下WEBカタログでご確認いただけます。

かんたん照明器具選定ガイドのご案内

空間サイズ・室用途等の条件を設定することで、最適な照明器具の選定を行い、同時に照度分布や提案書が簡単に作成できます。

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