株式会社縣鉄工所 本社工場
- 照明改修(リプレイス・セカンドリプレイス)
- 生産・物流施設
- 高天井用
- 中部
LEDの置き換えで作業効率を向上しつつ、年間電気料を約300万円削減
株式会社縣鉄工所は、大型高層ビル・工場・学校・病院などの骨組となる「鉄骨」の製作を行う鉄骨ファブリケーター。本社工場は浜松工場と共に国土交通大臣より高層ビルの鉄骨製作が認められる「Hグレード」の認定を取得しており、ハイレベルの品質が求められる。
構内では、鋼材を図面に従って切断・溶接加工する製作作業、品質管理のための外観検
査などを行っており、照明環境が作業効率や品質に与える影響も軽視できない。そこで、
明るさ(lm)、平均演色評価数(Ra)など、あらゆる側面から検討を重ねた結果、本社工場、
浜松工場、グループ会社工場の合計3工場でLED化を実施することとなった。
■LEDの置き換えで作業効率を向上しつつ、年間電気料を約300万円削減
本社工場のリプレイスにあたっては、既存の照明器具設置位置・配線はそのままに、メタルハライドランプ360WからLED123.5Wへの置き換えを行った。電源に関しても、従来と同
様に2次側延長50mに対応可能な電源別置タイプを採用。照明器具本体は、保護等級
IP53の防塵高天井用シーリングペンダントを採用することにより、鉄粉が舞う環境下でも
照明機能を十分に保持できるように堅牢化を図った。明るさも従来光源では作業面照度
150lx(実測値)であったが、LED照明にすることにより作業面平均照度240lx(初期)に
改善。現場の作業効率の向上に貢献している。LED照明の定格寿命である40,000時間
後でも作業面平均照度180lxを確保できる。その一方で年間174,423kWhの電力消費
削減を実現。これにより概算で年間3,314,043円の電気代削減が可能になる。