川崎市スポーツ・文化総合センター カルッツかわさき

  • スポーツ施設
  • 公共施設
  • 無線調光システム「Smart LEDZ」
  • 高天井用
  • 関東

スポーツから文化イベントまで、 柔軟な対応力と高度な安全性を両立

所在地: 神奈川県川崎市
竣工: 2017年10月
建築主: 株式会社アクサス川崎
設計: 日本設計・鹿島建設設計共同企業体
施工: 鹿島建設株式会社
電気工事: 株式会社関電工
掲載事例集: 2018SUMMER「スポーツ施設特集号」

大体育室

大体育室

小体育室

大体育室

大体育室

小体育室

「カルッツかわさき」は、老巧化した川崎市体育館と教育文化会館大ホールに代わるスポーツ・文化施設として、会議場・展示会場などのコンベンション機能を加え、オープンした新しい複合施設である。隣接する富士見公園には、富士通スタジアム川崎や野球場などが集積しており、市のスポーツ・文化・レクリエーション活動の拠点機能を強化する役割が期待されている。照明設備に関しては、多彩な用途に対応するため、大体育室・小体育室ともに照明制御のできるLEDベースライトを導入した。

■スポーツから文化イベントまで、 柔軟な対応力と高度な安全性を両立

大体育室では、年間を通じて様々なスポーツイベント・大会が行われ、最大1,512名の観客を収容可能だ。明るさについては、国際競技が実施できるレベルの1,000lxを確保するとともに均斉度も0.5を確保。眩しさを軽減する高性能防眩パネルを装備しているため、グレア対策も万全であり、快適にプレイできる。また、同施設はホールと合築されていることもあり、一般的なスポーツ施設に用いる昼白色(5000K)ではなく白色(4000K)に色温度を調整した。複合施設全体のイメージとしての落ち着いた文化的な雰囲気を重視し たためである。さらに、個人利用や団体利用でスペースを部分的に使用することを想定し、照明空間マネジメントシステムSmart LEDZにより、全面・半面・1/4面と用途に応じた シーン設定とした。運営側の節電ニーズだけでなく、展示会などのスポーツ以外の利用者のニーズにも、現場を見ながらタブレット型のコントローラで柔軟に対応できる。また、有事の備えとして耐震Sクラスに適合したベースライトを採用 している。

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