茨城県を中心に関東地区で15店舗の郊外型大規模ホームセンターをチェーン展開する ジョイフル本田。物流推進室 小川倉庫は、店舗で取り扱う日用品・家具・園芸用品など2万点を超える品目を在庫管理し、日々、大量の商品の入出庫が行われる。これまで店舗では 積極的にLED照明への切り替えを推進してきたが、商品倉庫へのLED採用は今回が初めての試みとなった。

■LED照明への置き換えにより光熱費カットと作業効率アップでコストダウンを強化

当初、LED化にあたっては、光の広がり方が従来の水銀ランプと比べて、狭くなるのでは ないかという懸念があった。しかし結果的には、違和感のない光環境と、細かな検品出荷作業に対する明るさ等の視環境の改善を実現することができた。また、従来の照明設備（水銀ランプ）では点灯するまでに時間を要するため、作業を開始するまでにタイムロスが生じるという課題があった。これに関しても、LED化によって瞬時にON・OFFができるようになったため、作業効率のアップにつながった。今では、使用していない時間帯は消灯も徹底している。Smart LEDZについては、現在は適正照度維持することで省エネ・光熱費カットに貢献しているが、今後は無線制御により、作業部分のみ点灯するなど、随時変更が可能な個別制御の自由度にも着目し、さらなる有効活用を検討中である。