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「数寄屋オフィス」をコンセプトにイノベーションとコミュニケーションを促進
お客様の声
「数寄屋オフィス」をコンセプトにイノベーションとコミュニケーションを促進
株式会社ミダス デザインチーム 倉品 正伸 様
KPMGジャパンは、世界4大国際会計事務所の一つKPMGの日本におけるメンバーファーム。この施設は、そのデジタル部門を強化し、企業のデジタルトランスフォーメーションを促進する開発拠点となります。グランドコンセプトは、多様な得意分野を持つ人材が集まってシナジーを生み、イノベーションを起こすこと。内装には「ジャパンテイストを取り入れたい」というオーダーがありました。そこで、和風建築史の中で最もイノベーティブだった数寄屋建築のエッセンスを随所に取り入れました。漆喰の壁や花鳥風月をモチーフにしたミーティングルームや茶室、月見台のようなスペースが特徴です。また、桂離宮のように様々な機能をモザイク状に点在させ、人が出会いやすく、立ち止まって会話が生まれやすいゾーニングに注力しました。部屋をランダムに配置し、その隙間をすべて通路にしたのもそのためです。T字路や十字路をオフィス全体に散りばめ、照明で裏通りのような明暗を演出。路地裏の雰囲気を醸し 出しています。座って話せる場所や立ち話できるスペースをいたるところに作り、そこで出会った人たちがすぐコミュニケーションを始めやすい環境にしました。
照明が空間の雰囲気を変えるランドマークとして機能
今回、照明をランドマーク的に機能させ、大きく二つにカテゴライズして空間の雰囲気を変えました。一般的なオフィスにはないクリエイティブな空間にしたいというご要望があったので、ベースの照明は配線ダクトレールとスポットライトで構成。コラボレーションやミーティングの機能を持つエリアにはペンダントライトを採用しました。温かい光の電球色で議論が進みやすい空間にしたいという意図もあります。「インサイトセンター」では深い洞察が生まれるような環境を実現するため、調光調色のできる照明システムを導入しました。使用目的に応じて、ユーザーが光環境を自由にコントロールされることを期待しています。お客様はハイレベルなデザイン性を望まれていて、照明器具にも独自のこだわりがありました。照明は無意識に視界に入り、空間の印象を大きく左右するものです。その点、遠藤照明のプロダクトはデザイン性に優れており、お客様のニーズに応えるものに仕上がったと思っています。