西武ホールディングス 本社
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鉄道会社を傘下に持つオフィスに相応しいダイヤグラムに組まれた照明デザイン
お客様の声
鉄道会社を傘下に持つオフィスに相応しいダイヤグラムに組まれた照明デザイン
コクヨ株式会社 ファニチャー事業本部 スペースソリューション事業部 スペースソリューション第1部 設計第4グループ デザイナー 針村 展輔 様
2019年4月に開業した「ダイヤゲート池袋」は、西武鉄道池袋線の線路上空と同社所有の線路西側の用地を活用して建設されました。低層部分の1・2階には商業店舗が配され、4階から最上階となる18階をオフィスフロアとする延床面積約5万㎡、池袋エリアで最大クラスとなる大規模オフィスビルです。線路を跨いで建ち、鉄道の運行図表であるダイヤグラムをイメージした外観は、鉄道をご利用いただくお客様を迎え入れ、送り出すゲートとして未来への玄関口であることが表現されています。
天井に照明をシンボリックにデザインし、 エントランスをダイナミックな印象に
同ビルの高層階にテナントとして入居しているのが「西武ホールディングス本社」です。オフィス内装設計のコンセプトは「Speedinnovation&Challenge」で、自立・つなぐ・ほほえみがキーワード。生産性の向上と業務の効率化を後押しするためのオフィスです。社員食堂には西武グループが展開している事業(鉄道・ホテル・野球場)をモチーフとしたデザインを取り入れました。青のペンダントライトは埼玉西武ライオンズの「ビクトリーバルーン」をイメージしました。16階の受付でまず眼に入るのが、天井に設置されたリニア32の連結で構成された照明です。これは建物の外観デザインと合わせて、鉄道のダイヤグラムをイメージして表現しました。グループの受付としてシンボリックな空間意匠となるよう、見た目のダイナミックさを演出しています。受付の正面からの見映えと、周辺には会議室があり通路があり、その端からでも照明が見えるように考慮して設置しました。様々な箇所から照明が見えることで「つながっている」イメージも演出できたと思っています。設計当初から、天井を立体的にデザインしたいと考えていました。打ち合わせを重ねていく中で、施工も含めたコスト面を考慮して、造作天井に照明を取り付けるよりも、照明器具自体で立体感を出すデザインとし、イメージに近いリニアの採用に至りました。リニアは光源が均一に光り、端部も光が出るような設計となっているので、連結端部も隣同士でカバーでき、光が途切れないのも良いと思いました。天井から少し浮かして設置しているため、天井側にも光が反射し、その影もダイヤグラムになっています。受付を入ってすぐのダイナミックさはお客さまからも好評のようです。