株式会社タクマ 本社ビル
- オフィス
- ーFit Plus
- ーTunable
- 無線制御システム「Smart LEDZ」
- 調光調色
- 近畿
既存のシステム天井開口穴を活用 10階建て約2,000台の照明を 最新LEDにセカンドリプレイス
1912年に「タクマ式汽罐(ボイラ)」を発明、1938年にボイラを通じて社会に貢献するという「汽罐報国」の精神を掲げ創業したタクマ。以来、タクマグループは 創業の精神を継承し、いつの時代もより新しい技術に挑戦し、創意工夫によりお客様に必要とされる新たな製品やサービスを世に送り出し、社会の発展と課題の 解決に貢献してきた。現在では、環境への負荷が少ないごみ焼却施設やバイオマス発電所、地域の拠り所にもなるクリーンセンターなど、50年以上必要とされる ものをつくり、お客様や地域の日々を支え続けている。
■既存のシステム天井開口穴を活用、10階建て約2,000台の照明を最新LEDにセカンドリプレイス
建物竣工当初は蛍光灯のシステム天井であったが、その後、数年をかけてLEDの直管ランプへのリプレ
イスが行われていた。しかし、フロア毎に異なるLED照明が採用されていたこともあり、この度、自社ビルの
設備を更新。社員の労働環境の改善を目的にワンフロア内に会議室やCAD室を設置し、内装やオフィス
什器を刷新するとともに、既存のシステム天井用照明の開口穴を活用し、10階建ての本社ビルで約
2,000台の照明を最新のLEDにセカンドリプレイスした。システム天井用照明からシステム天井用照明へ
の変更ではなく、使用されていた開口穴にちょうどはまる既製品照明を採用。しかも信号線が不要な無線
制御システム『Smart LEDZ』と調光調色『Tunable LEDZ』の採用により、さらに省コストでの照明リ
ニューアルに加え、様々な光の運用が可能となった。そのひとつが、執務室での光の運用である。窓の外
から射し込む自然光を考慮し、それと呼応するような、照明の色温度と明るさの最適化を図ると同時に、執
務室内で内装や家具の仕様が異なっている窓側席は、色温度も他の執務室とは変え、そのエリアの最
適化を光でも行えるようにした。また、今まではシステム天井用照明によりフロア全体が一括で点灯・消灯
かつ同じ明るさであったが、CAD室・検査室、書庫など、その場所に最適な色温度や明るさをハンディリ
モコンで選択できるようにした。これにより、例えば書庫は、執務室ほどの明るさも不要である等も対応可能となった。最新LEDによる電力削減は当たり前であるが、無線制御による各時間、各場所の最適化により、付加価値を高めた照明リニューアルとなっている。