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空間の照明を成立させる時、
用意するシーンが1つに限らず
バリエーションを見せる事で、
空間の持つポテンシャルを高めると共に、
生活する様々なシーンを連想させられると
可能性が広がりそうです。
●ペンダント
ハロゲンの裸電球タイプなど、
超小型でそこそこ輝度が高い。
照度をきちんと取る事。
色温度が低く(2800K)
住宅らしい雰囲気を得られる。
天井からの照明、色温度が低い、
と言う点で、印象は日常的。
●テーブルが発光
フロストアクリルなどで制作し、
LEDの昼白色(5000K)で面が発光し、
テーブルそのものが光源となるシーン。
人間の視線に近い低い位置の光源、
昼白色の真っ白な光、意外性、
と言う点で、非日常的。
●キャンドル(テーブルの上に光源)
制御する為に、
ホンモノのキャンドルではなく、
白熱ランプで表現。
微量な光だけで、一体どこまで
この空間が明るく感じられるか?
もしかしたら、一番、非日常的。
※又、あくまで光源は1種類にこだわりたい場合
は 、用意した1つのランプを「やわらかく調光す
る」「点滅させる」などで、数パターンのシーンを
演出してもいいと思う。
又、内装の素材で、
反射テープなどと同じ提案ですが、
ミラーチップを床・壁・天井全てに貼り、
インドの寺院が自然光でキラキラしている
印象にするなども、
光を実際に乱反射させる事が出来、
不思議感がでそうです。
少しずつ角度を変えて貼ると、
一層効果的です。(ガタガタさせる)
宙に浮いた仮想ルームが
引き立ちそうな気がします。
4次元空間の創出
ミラーとガラス、スリットと光で可能に。
凹面鏡のような反射板を
壁床天井にぎっしりと貼付け、
LEDまたはローボルトハロゲン5〜10Wくらいの
点光源をちりばめ、直接光、反射光の強弱で
建築面に奥行感を作る。
床は建築ガラスを1枚貼って歩けるように。
方向感覚がなくなる無響音室のような
不思議な光空間ができれば面白い。
模型実験したい。
安い反射素材が見つかれば良いが、
まともな金属反射板は
費用的に難しいかも知れない。
くらしの中ではあかりの発見ーー
「軽いあかり」の1表現手法に。
空間照度=ランプ光束×部屋の大きさ×反射率(吸収率)
日常の中の非日常…バランス空間
明るさは、光の量だけで変るものではなく、
空間の中にある素材の反射率による影響がとても大きい。
もしも100%反射の空間があるならば、
小さな光がいつまでも反射し続け、
点灯している間は常に光を追加し、
明るさがどんどん増加してゆく。
100%の反射は無理だけど、
なるべく近い環境ならば
どんなことになるのだろうか?
光は発光部を中心に放射状に広がり
距離の二乗に反比例して暗くなる。
発光部が一番明るいことになるが…
反射率と空間の広さにより
同等の輝度になることが出来るのか?
生活空間は箱では無く、机も椅子もある。
それらを取り込み、
動き回ることが想定される人間を取り込み、
ムラが無く、影が無い空間。
難しいが、不可能ではないだろうと思う。
それは技術的要素が強く、
そこにデザインをどうやって付加していくのかが
テーマになりそうです。
全方向拡散の素材で
なおかつ天井、壁へ等価の
光を与えれば境界が無くなる
安定した空間
壁と天井を認識
不安定なヴォリューム
壁と天井の違いを
認識できない
フレキシブルなヴォリューム
境界の認識ができない
焦点を喪失されることによって
距離感が無くなり空間が変容する
点光源、プラネタリウムのような
均一な面。