オフィスの概念をこわす-コロナ禍を経た、オフィスの在り方・光の在り方事例集「オフィス特集号」より 画像

コロナ禍を経て、働き方が大きく変わりました。
更に問われるようになってきた、オフィスに出社することの意味/オフィスの在り方/そして光の在り方。

今回は、最新事例集「オフィス特集号」掲載事例を共有しながら、「施主(不動産会社)」×「設計者」とよりよい光環境を考えて参りました。

Guest speaker

池貝知子

池貝知子 Tomoko Ikegai(株式会社アイケイジー / 株式会社IKEGAI &Bros. 代表取締役)

1990:日本女子大学住居学科 卒業

2006:株式会社松田平田設計を経て、株式会社アイケイジー 設立

2016:株式会社IKEGAI&Bros. 設立

2005-2021:日本女子大学家政学部住居学科非常勤講師


主なプロジェクト:「代官山 T-SITE」のクリエイティブ・ディレクションをはじめ、二子玉川蔦屋家電、B&B Italia Tokyo、西安/ XIAN MAIKE CENTRE BOOKSTORE/、深圳/前檐Yan、遠藤照明/オフィス兼ショールーム「Synca U/X Lab」、その他国内外の商業・国内住宅を手掛ける。


主な受賞:2016 JCDデザインアワード2016 金賞+近藤康夫賞、2018 The most beautiful bookstores in China受賞、2019 IIDA Best of Asia Pacific Design Awards ベスト賞/USA、2020 第6回 インテリアプランニングアワード 原兆英賞、2022 GOOD DESIGN AWARD2022 受賞

https://ikg.cc/
画像(左)蔦屋家電/東京・二子玉川 (右)XIAN MAIKE CENTRE BOOKSTORE/中国・西安 @Nacása & Partners

若尾健二

若尾健二 Kenji Wakao
(サンフロンティア不動産株式会社 執行役員 アセットマネジメント本部 建設部部長)

一級建築施工管理技士/宅地建物取引士

飯田精一

飯田精一 Seiichi Iida
(サンフロンティア不動産株式会社 アセットマネジメント本部 建設部係長)

一級建築士

サンフロンティア不動産株式会社

東証プライム市場

東京都心部において中小型オフィスビルに特化した不動産再生と活用を本業とする不動産会社。「限りある資源を活かして新たな価値創造に挑み続け、世界一お客様に愛されるビジョナリーカンパニーを目指す」をビジョンに据え、築年数が古くなったビルに再度いのちを吹き込んで、ビルの潜在的魅力を最大限引き出し、物件そのものの価値を最大化する “バリューアップ”していく「リプランニング®(不動産再生事業)」を主な事業として展開している。

https://www.sunfrt.co.jp/
画像サンフロンティア不動産 リプランニング(不動産再生事業)(左)T+SQUARE 浜松町<朝> (右)MARK SQUARE 御徒町<夕空>

見逃し配信

冒頭で、視聴者の皆様にアンケートにお答えいただいておりますが、本アーカイブではその結果は表示されておりません。ご容赦くださいませ。



参加者の声

  • 「働き心地のあるオフィス」「右脳に直観的に働きかける空間」など、アフターコロナの空気感をズバリ言語化して頂いたと思いました。  オフィスは1日の大半の時間を過ごす場ですので、そんな場所を想像しながら、空間を創造していきたいと思いました。
  • 集まりたくなるオフィス環境づくりの中で、照明の果たす役割は大きいと思いました。
  • 空間に対する新たな発想(照明・緑・音など)、既成概念にとらわれない柔軟なモノの見方が重要だと感じました。
  •                       
  • セットアップオフィスというものに興味がわきました。今後のオフィスに対するデザインアプローチの参考になりました。



イベントレポート

事務局「コロナ前はオフィスに出勤するのが当たり前だった、コロナ禍になって出社制限とか在宅勤務とかが導入するようになった、そろそろ言っても良いでしょうか、アフターコロナという形で出社と在宅勤務等のハイブリッドワークという言葉を雑誌とかで拝見をしております。この3年でオフィスの市場が働く人の考えが、私自身も含めて本当に大きく変わってきたと思っております。このようなオフィスの3年の変遷と2023年問題等の課題を受けつつ、お話を伺いたいと思います。」


サンフロンティア不動産

オフィスの概念を壊す事業モデル

飯田「弊社サンフロンティア不動産は、千代田区有楽町に本社を構えておりまして、主な事業としましては不動産再生、不動産サービス、ホテル開発、運営、といったことをさせていただいております。また、会社理念についてですけれども、最上位の概念としまして利他を掲げております。一生をかけてどれだけ多くの人にお役立ちすることができるかっていうことを掲げておりまして、この利他の概念をもとにミッション、ビジョン、バリューといった行動指針の理念系を行っています。 」

                
サンフロンティア不動産

事業領域について

「事業領域ですが、持続可能な社会の実現に向けて環境保護、人材育成、地域創生の3つの重要課題を解決していくために、オフィス事業とホテル事業、しま夢事業、海外事業に取り組みをさせていただいております。今回はこの中のオフィス事業の事例をご説明させていただきます。 」

                
サンフロンティア不動産

オフィス事業について

「オフィス事業につきましては、千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区の都心5区を中心に、お客様のあらゆるお困りごとを解決するサービスを展開させていだたいております。オフィス事業の強みですが、物件の仕入から建築の企画ですとか賃貸の営業、ビルの管理、建物売却までを内製化させていただいていまして、不動産活用のお客様のお困りごとを解決できる体制をつくっております。これらの部門が一体となって、不動産の再生事業を行っております。不動産再生でもあるリプランニング事業ですが、稼働率が低く低収益のビルで、また経年劣化等も進んでいたりですとか、遵法性の違反等もあったりする、本来建て替えを待つような建物をお客様視点にこだわったリノベーションで社会から求められるようなビルに、高付加価値の不動産にバリューアップをさせていただいております。またこのビル再生の社会価値としましても、CO2の排出量も約20%程度少なくなるという試算も行っておりまして、社会課題の解決にも寄与させていただいております。リプランニング事業の取組事例としまして、こちら一棟自社ビルで使用されていた建物に各階受付等を設けて、高稼働のビルとしてバリューアップさせていただきました。 」

                
サンフロンティア不動産

オフィス事業の強み

「オフィス事業の強みですが、物件の仕入から建築の企画ですとか賃貸の営業、ビルの管理、建物売却までを内製化させていただいていまして、不動産活用のお客様のお困りごとを解決できる体制をつくっております。これらの部門が一体となって、不動産の再生事業を行っております。」

                
サンフロンティア不動産

リプライニング事業について

「不動産再生でもあるリプランニング事業ですが、稼働率が低く低収益のビルで、また経年劣化等も進んでいたりですとか、遵法性の違反等もあったりする、本来建て替えを待つような建物をお客様視点にこだわったリノベーションで社会から求められるようなビルに、高付加価値の不動産にバリューアップをさせていただいております。」

                
サンフロンティア不動産

「またこのビル再生の社会価値としましても、CO2の排出量も約20%程度少なくなるという試算も行っておりまして、社会課題の解決にも寄与させていただいております。リプランニング事業の取組事例としまして、こちら一棟自社ビルで使用されていた建物に各階受付等を設けて、高稼働のビルとしてバリューアップさせていただきました。」

                
サンフロンティア不動産

リプライニング事業 取り組み事例➀

「リプランニング事業の取組事例としまして、こちら一棟自社ビルで使用されていた建物に各階受付等を設けて、高稼働のビルとしてバリューアップさせていただきました。」

                
サンフロンティア不動産

リプライニング事業 取り組み事例➁

「元のレンガ調の概観を活かした高いデザイン性のビルにバリューアップをさせていただいております。」

                
サンフロンティア不動産

サステナビリティの重要課題と目標

「その中でも私達建設部におきましては、環境保護と地域創生といった重要課題に取り組みをさせていただいております。実際の環境への取組としまして、今回環境認証の取組について簡単ですがお話させていただきます。」

                
サンフロンティア不動産

環境認証への取り組み

「こちら、直近ニュースリリースを出させていただきました、管理物件でBELS認証を取得させていただきました。オフィスの占有部内のエネルギー消費割合から照明と空調等が多いというところから照明のLED化と空調の更新工事を積極的に実施させていただいております。特にこのLED化につきましては、日頃から遠藤照明様にも大変なご協力をいただきまして、調光調色の照明等を採用させていただいたりしております。」

                
サンフロンティア不動産

「ここからがセットアップオフィスについてのご説明になります。セットアップオフィスは、受付や応接等をつくり付けた状態でテナント様に貸し出しするオフィスとなっております。テナント様の入居時の手間削減、移転作業時の期間の短縮、費用負担の軽減、また採用にも有効で、従業員の皆様のモチベーションアップや生産性の向上といったように、入居者テナント様の成長にも寄与できると考えております。」

                
サンフロンティア不動産

若尾「皆さまは恐らくオフィスビルの提供側に回っていただいている方が多いと思います。そんな中で、今スライドにビフォーアフターっていうのが中心ぐらいにあると思うんですけども、アフターです。実は皆さんが提供しているのはこのアフターのところを最初提供しているんですけども、時が流れていって実はビフォーみたいな状態で使われています。これ皆さんどうでしょうか、オフィスを提供する中でこんな使われ方を想定してますでしょうか? 

これ、二方向避難が必要な建物なんですけども、奥のテナント様につきましては二方向避難がとれないという状況になっていて、このビルはある意味違法な物件になってしまっていると。安心安全なものをせっかく具現化してつくったオフィスが、時と共にこういう形で違法な状態で使われる。こういう悲しい現実がある中で、我々は取り組むべきオフィスの規模っていうのが中小型のオフィスビルに特化して取り組ませていただいています。非常に中小型のオフィスビルにつきましては、都心5区に集中しております。かつ、先ほども2023年問題という話がありましたけども、概ねワンフロアの面積が100坪以上の、大きなビルについてそういった形が取り沙汰されるんですけども、そういった大きなビルにつきましては、物件が竣工した後、管理体制がしっかりしていて、かつご入居いただくテナントさんにつきましても非常に高い与信があったりとか、そういったテナント様がご入居しておりますんで、我々が取り組む中小型のオフィスビルにあるようなこんな問題というのは少ないんです。

やはり現実問題としては、大型のオフィスビルよりも圧倒的な数で中小型のオフィスビルっていうのが都心5区には集約してる。つまり、問題解決させていだくお役立ちをさせていただくところは非常に増えている。逆にこういうことを解決することによって、このビルもご覧のとおり何も我々が手を加えない状況であれば、非常に危険なビルであって、かつ違法性がありますので流動性も落ちるんです。つまり、売買っていうところが非常に難しくなる、っていうことでいいますと、せっかく皆さんが考えていただいてできた立派なビルであっても、こういう使われ方がされるがために不動産の価値というものが非常に落ちていってしまうという状況があります。

そういったところでいきますと、非常に我々お役に立てる機会が多いというのが、中小型のオフィスビルになります。かつ、先ほどオフィスの概念を壊すというところで、後に飯田からもっと詳しい事例を紹介させていただくんですけども、やはり老朽化したりとか使い方そのものが意図にそぐわない、こういった案件をどうやって魅力的に提供させていただいて、かつテナント様に使っていただいて初めて空間なりオフィスビルっていうのが活きると思いますので、やはりビルというのは使っていただいて初めてそこに価値が生まれると思っていますので、どれだけ素晴らしい設計であったりとか、素晴らしいビル、機能があっても、使っていただかなければやはり価値としては落ちてしまうかなと考えております。どうやったら愛されて選ばれるような、そんなオフィス空間を提供できるかっていうところを真摯に取り組んでいるということをやってございますんで、この後飯田から事例をご紹介させていただきます。その中で、遠藤照明さんと入れあわせていただいて、非常に我々のオフィスビルの提供する価値っていうものに、さらに高い付加価値っていうのが乗ってきたっていうのが、昨今の事例でございますので、改めてご紹介させていただきます。」

                
サンフロンティア不動産

セットアップオフィス事例(2014年)

「こちら、過去の2014年頃の当社でつくらせていただきましたセットアップオフィスの事例です。これらの写真のように内装を施して会議室の什器を設置するといった、こういったセットアップのオフィスをつくらせていただいておりました。」

                
サンフロンティア不動産

セットアップオフィス事例(2022年)

飯田「続きまして、こちらが直近の事例になります。まずこちらの写真のように、広いサッシを設けたりですとか川沿いにバルコニーを設けたりといったような形のオフィスでしたり、執務室の中にこういったような形で家具を既に設けさせていただいたり、また、応接室以外にこういったブレストのできるようなミーティングスペースですとか、家具の什器等も設けたりしております。またここで、遠藤照明様と照明計画を一緒にさせていただくことで、従業員の方々が働きやすくてウェルビーイングも意識したセットアップオフィスをつくらせていただいております。遠藤照明様はじめ外部のデザイナーの方々、実際施工していただく協力の施工会社様とともにものづくりをさせていただいて、魅力ある空間をつくらせていただいております。」

                
サンフロンティア不動産

オフィスの概念を壊していった事例(LIT、Polar)

「ここで少しオフィスの概念を壊していった事例をご紹介させていただきます。こちらが、出社を楽しみになるセットアップオフィスということで、つくらせていただきました。まず左側の写真のほうは共用部、コーヒーの飲める共用部等やラウンジを設けたり、ネオン型の照明を付けたりといったような形で、今までにないようなオフィスをつくらせていただいて、また、これは右側の写真のように、普段オフィスであまり採用されないような家具ですとか、クッション、小物、衣装照明といった、空間をより魅力的にさせるためのつくり込みをしていくことで、入居されるテナント様が楽しくなるようなオフィスをつくらせていただいております。」

                
サンフロンティア不動産

オフィスの概念を壊していった事例(T+SQUARE浜松町)

「続きましてこちらの事例ですけれども、こちら専有部の中にこういった植栽を入れさせていただいております。従来あまり考えてこなかったんですけれども、有効面積を減らしてでもバイオフィリックデザインを取り入れたりして、魅力的な空間をデザインしていただいております。ここにも遠藤照明様の照明を採用させていただきまして、時間帯ですとか利用されるシーンですとか、そういったシーン毎にわけられる調光調色の照明で、さらに魅力を磨き上げていただきました。こちらも利用されるテナント様が、会議や来客、ブレストやパーティ等といった様々な用途にも使えるようなオフィスとなっております。このあたりの事例のように、現在弊社にご協力いただいていますデザイン会社様としましては、従来のオフィス中心の内装設計をされている会社様以外にも、商業ですとか飲食、ホテル等といった、様々な用途を設計いただいております会社様と一緒にものづくりをしていくことで、さらに新しいオフィスの形を常に模索しながら日々取組をさせていただいております。」

                
サンフロンティア不動産

大切にしていること

若尾「オフィスの概念を壊すというふうに格好良く題してご説明させていただいたんですけども、どちらかというとオフィスという概念というのは、オフィスを使われる方々がオフィスってこういうもんだろうというイメージを抱くことが大半なんじゃないかなという中で、あえてこういう形で働き方そのものを我々のほうとデザインさせていだたいて、この空間をお使いになることによって、例えば採用が進んだり、テナントさんの成長が加速するようなオフィスというコンセプトで、我々も日々オフィスをプロデュースさせていただいておりますけども、やはりコロナ禍を経てオフィス不要論という中で、集まりたくなるオフィス、かつ集まっただけではなくて、やっぱりそこでどうやったら自分ご自身の社業が伸びていくんだという中の、我々が後押しをさせていただく。かつ、我々管理会社も同時にさせていただいておりますので、都内中心に約450棟管理をさせていただいております。そんな中でテナント様の声っていうのがダイレクトに聞こえてくるんです。例えばこういう働き方そのものを提供させていただいたオフィスでも、やはり色々ああしたい、こうしたいという生の声がダイレクトに届いてきますので、そういったものを次の商品化に活かしていったり、テナント様の中でも共にオフィスをつくりたい、ここにそれこそ妄想が浮かんで、もうちょっとこういうふうにできないかっていうようなオーダーを受けることもあるんですけども、そういった場合にテナント様に寄り添って、さらにテナント様の社業が加速するような、そんなところのサポートをさせていただいていると、こんな取組もさせていただいています。ただ単にオフィス空間を提供さしていただくだけではなくてその後の管理であるとか、例えばビルをお買い求めいただいたビルオーナー様に対しても、当然テナント様の抜けた後のリーシング等々のサポートさせていただいたり、昨今オフィスビルにつきましては一棟丸々で売却っていうこともございますし、小口化という形で分散して不動産の小口化という形での売却ということもございますので、ありとあらゆる不動産を通したサービス、こういったところで我々の会社がお客様のお手伝いをさせていただいております。」

飯田「最後に、こちらの写真のように元々ビジネスホテルだったような建物、こういった天井高の低いエントランスにも遠藤照明様のこちらの場合を採用させていただいたことで、入居されるテナント様が自慢できるようなオフィスエントランスに仕上げることができております。今後もオフィスを照明とともに進化できるように取組をさせていただきます。 私達サンフロンティアが大切にしていることとしまして、私達は世界一お客様に愛されるビジョナリーカンパニーを目指しております。不動産のお困りごとある方いらっしゃいましたら、是非サンフロンティアまでお願いいたします。」


事務局「続きまして、オフィスの概念を壊すように、まさしく家電売り場という空間の概念を壊された、二子玉川蔦屋家電に始まって、個人邸宅を手がけておられた池貝さんにオフィスの依頼が増えている理由、遠藤照明のSynca Labとかその他手がけておられるオフィスの物件を通じて、池貝さんが今考えておられるオフィスのあり方を是非教えていただきたいと思います。」

池貝

池貝「私は元々IKGという設計事務所で住宅を中心にやっておりました。2016年からIKEGAI&Brosという会社で商業を中心にやらせていただいております。」

                
池貝

「わりと直近のマンションのリノベーションです。このような住宅を多くずっとやってきていました。こういう、ただデザインするだけではなくて、例えばここでは一緒に本を選奨のチームも入れて、お客様の要望にあわせて選奨してアートとセッティングしたりとか、植木とかそういうのも細かく一緒に関わらせてやっております。」

                
池貝

「ここは本が3,000冊入れて、本棚が中心になる住宅だったので、書斎、テレワークが多いという話さっきもありましたけど、テレワークができるような書斎の部屋の中、室内につくっております。」

                
池貝

「あとは特徴的にはアートを必ず多く一緒に入れてやっています。照明やアートっていうのは、やっぱり機能以上の部分といいますか、その人の感情に働きかけて元気が出るとかそういう意味ではすごい必要な部分かなと思って、住宅にも結構入れさせていただいております。」

                
池貝

「こういうオリジナルのアートをつくって、お客様にあわせたアートを依頼してつくることが多いです。」

                
池貝

「こんな感じで住宅も土地を一緒に探してから建物を建てて内装をやって、アートとかグリーンとかを一緒に選定したりとかして、管理までさせていただくことも多いので、サンフロンティア様と同じようなスタンスかなと思って聞いておりました。」

                
池貝

「2015年に蔦屋家電というのをやらせていただいて、それが何か大きく住宅以外の仕事をやるきっかけになったんですけれども。その当時住宅そんなに何千平米とかないので、蔦屋家電7,300平米あるんです。それで家電屋さんなんてもちろんやったことがないし、その広さでどういうふうに集客するんだろうとか、それ伺った時はすごい恐怖に仕事として大丈夫なのかって不安に思ってやったんですが、その時既に家電とか例えば本とかでもそうですけど、みんな価格.comで検索して安いところをネットで買うっていう感じで、わざわざこの場所を借りて、そういう人件費とかも投じて家電、結局は価格競争に負けてしまいがちなものをここで売るためにどうしたら良いかっていうのを、すごく考えました。その時に、実は私意外と家電好きで、家電屋さんに行くんです。何か新しい機能っていうんですか、新しい何かやっぱりそういうのってすごい面白くて、最新の技術っていうんでしょうか、面白くて行くんですけど、いつも長居していて、行った時に感じるのはお店の中が均質にまったく明るくて、長居しちゃうとすごい明るいところから、来た時は昼間だったのに夜になって突然夜になるじゃないですか、出た時に。それが割とショックな感じっていうか、何かそういうのはあまり気分が良くなかったりとか、あとずっと明るいところにいることで疲れるとか、あと家電の商品のデザインっていうのはすごい良いデザインのものがいっぱいあって、近眼的に見るとすごく素敵で楽しいんですけれども。

当時家電屋さん多々物がダッと並んでるとか、居心地的には良いところは少なかったので、どうしたら長居して、どうしたら価格で振り落とされず買ってもらえるだろうって思った時に、ここに来てうっとりするような、右脳に働きかけ、直感的にこれ素晴らしいって、計算高くなく好きっていう気持ちで買ってもらえるような場所はどうしたら良いかっていう時に、ドラマティックな光が必要だって思ったっていうことと、あと先ほど申し上げた、朝来て夜帰る時に全然外の世界と光の色が違う、そのショックっていうのがないように、朝は朝の光でわりと長い時間営業してますので、夜には夜の光とかそういう外光も取り入れながら自然の環境に、オフィスでも最近そういわれてますけど、商業施設でも自然の外の環境にあった光を入れていこうっていうふうに思って、そういう家電屋どうしたら良いだろうっていうところから蔦屋家電のデザインを始めました。だから素材とか形とかいうよりも、まずは光でどういうふうに人を訴えていくかっていうことをやったきっかけになります。7年前なので、売り場の感じも変わったりとか、光の感じも変わったりしてるかもしれませんが、当時の竣工写真になります。入った時は暗くて、圧倒的に家電屋さんと思って来ると、何か違うインパクトっていうのを感じるようになっております。あとは、こういう右側の写真でもありますように、座ってリラックスできるような長居していただけるような、長居すればするほど商品に触れてくれる時間が長くなり、買ってくれることが多くなるのではないかと考えました。」

                
池貝

「これは2階になってますけど、大きな通りがあってバッと流れてみるようなところと、一人で、これ買おうかな、やっぱり買っちゃおうかな、とか悩んだりするような親密な空間っていうんですか、自分の内側に入れるような場所っていうのをこの時つくりました。こういう時に色んなシーンをつくってったのが、今オフィスとかをつくる時の種になってるっていうんでしょうか、そういうことはあります。住宅とはまた違って、広い中で色んなシーンをつくっていかないといけないと考えたことは、だいぶ勉強になりました。また照明でいうと、当時廊下のこの照明が、よく外歩いていて雲流れのシーンってあるじゃないですか、雲って光がバッといくと、バババババって光が遮られる、何かあの不規則な感じっていうのが外でアッとするというか、自然だな私は感じる結構好きな瞬間なので、長時間室内にいる時にこの照明とかを使って雲流れをちょっと再現してみてます。何かそういう、ちょっと面白いかなと思ってます。」

                
池貝

「その後だいぶ海外の仕事をやらせていただくことが増えて、これは中国のセアンというところにホテルの1・2階に、ホテルのロビーラウンジを兼ねたというかロビーラウンジになるような本屋さんをこういうふうにつくってくださいと依頼を受けて、こういうのをやらせていただきました。」

                
池貝

「今、コロナになっちゃって海外に全然行けなくなっちゃったんですけれども、こういう時でもやっぱり照明によってドラマティックな場所っていうのは、だいぶ照明に助けられていると思います。」


                
池貝

Synca UX/Lab

「それで、このいよいよ遠藤照明さんのケースなんですが、こちらは照明のショールームということで、照明なので色んな光を見せたいというご依頼があったんです。色んな光を見せるためにはまず暗くしないと、暗くして目をきれいに洗ってからメインイベントの色んな光のテーマのごちそうを食べようっていうふうに思いまして、まずエントランスは真っ暗からでしょうっていうふうに思って、そのコンセプトにまずしてます。

これが遠藤照明さんの外の入り口のところなんですが、こういう明るいモダンな感じの爽やかなオフィスなんです。」

                
池貝

「ここ入って、一階のエントランスになるんですが、明るくて何か清潔感のあるところで、ここからエレベーターに乗ります。」

                
池貝

「エレベーター降りてこの景色になるわけなんですが、そういう何が始まるんだろうっていうワクワク、それ普段毎日ここで働いてらっしゃる方と、あとここを見学に来られる方に一発目どういうシーンでお迎えするかっていうので、暗くしたっていうとこがちょっと良かったかな、印象に残る場所になったかなと思っています。」

                
池貝

「これ元々のオフィスで、さっきの白い繋がりでとっても清潔感があって働きやすいところだった場所です。」

                
池貝

「こういう一気に暗くして有機的なカクカクしてないっていうんですか、モサモサしてて、有機的な感じの場所をつくっています。一旦これが皆の核になります。」

                
池貝

「そこからこういうのがあるんですけど、そこからオフィスの空間もあって、色んな場所が一個の室内に一個のオフィスの中にあるっていうのがやっぱり良いのかなというか、一個の場所とか一個の光の中にいると飽きるので、そういう場所を色々つくっていくっていうのが、飽きてきた時に環境を変えたりとかしてもう一度やると、もう一度フレッシュな気持ちで仕事にも向き合えるかなというふうに。他の方は皆もっと真面目かもしれないんですけど、私はすごい飽きっぽいので、そういうふうに思ってつくっています。その時に、こういう木の感じ緑の感じとかっていうのもあると思うんですけど、一番は光の暗さとか明るさっていうのが、一番変わったなっていうのを感じられるかなと思っています。」

                
池貝

「これは植物の上でちゃんと光合成をできるような光ですよね、そういうのも入れています。」

                
池貝

「これは外の執務空間のところからグリーンのゾーンを見るような感じです。」

                
池貝

「色んなゾーンがこういうふうにしてあって、実際今私達がここでzoomやってるところです、色んなゾーンがある。左上のところは集中ゾーン、仕事場を集中する時になんですが、インテリアは違うというより光を違えてるっていうとこがポイントかなと思ってます。」


                
池貝

The Ocean Room

「もう一つオフィスをご紹介させていただきますと、インフォメーション・ディベロプメント様という会社さんのオフィスをやらせていただきました。ここのオフィスは各階ごとにテーマがありまして、フォレストルームとか色んなのがあるんですが、私達がやらせていだたいたのはこのザ・オーシャンルームっていう海をテーマにしたところをやらせていただきました。こちらはパーティの会社なので、皆さんすごいテレワークされていたんですが、やっぱり集中して仕事を会社に来てするのは家でするのと同じだと思うんですけど、会社に来てリラックスしてコミュニケーションをして新しいアイデアとか、やっぱり会社ならではの何か文化をつくるとか、そういうのはすごい大事に社長がされていたので、そういうことを実現するためにつくりました。」

                
池貝

「皆で話す場所とか、一人ずつ集中するようなデスクもつくっているんですけれども、主にはそうやってこの右のところなんかは特に、飛行機の中の座席のシートみたいに囲われて、こうやって寝そべりながらパソコンできるようなスペースです。」

                
池貝

「そういうのも大事とは思うんですが、一番私が思うのは会社に来るからにはカジュアルなコミュニケーションをして、というのはこういう会議室での会議っていうのってzoomでもできるんですけれども、カジュアルなこういう話したりとかするのは、やっぱりこんなようなところで良いアイデアが沸いたり、絆っていうのが深まってくるかなと思って、こういうのをオフィスの中でもっと大切にやらせていきたいというふうに思っています。」


事務局「ここから先がオフィスの概念を壊す、コロナ禍を経たオフィスのあり方、光のあり方をディスカッションしてまいりたいと思います。」

<当日画像

事務局「池貝さんの取り組み、お考えを伺われていかがでしたか?」

若尾「大変素晴らしくて、是非協力していただきたいなとまず。お話の中でやはり、まさに概念を壊すということを中心にした結果が、非常に集客力があがったりとか素敵な空間になったんじゃないかなというのを、大変感じております。家電であれば通常明るいという、我々も一般的に家電を購入に行った時に明るくて商品がきれいに見える、しっかり隅々まで見えるっていうとこがなんとなく家電屋さんなのかなっていう、個々人で今情報が氾濫しておりますので、それこそスマホ一つあれば何でも知り得ちゃう時代の中で、ものすごく誤った概念というか、そういったものが積み重なっていく中で、あえて違う概念っていうことを指し示すことによって、ここがやっぱりワクワクする瞬間なんじゃないかな、そのワクワクをたくさん積み重ねていく結果が、やはり選ばれる結果に繋がっていくんじゃないか、その中でやはり一回暗くして目を洗うっていう表現もありましたけど、非常にこれユニークなんですけど、ものすごく腑に落ちた表現でして。私も以前、色々なオフィスを設計していただいた会社の設計の方に言われたんですけど、照明でリズムをつくるっていうことをやっぱり再三言われるまして、やっぱりここに人の気持ちの昂ぶりを照明を通じてデザインしていくっていうようなおっしゃっていただいたのは、まさに具現化されてると感動しましたので。そのポジションでの演出の仕方というか、大切だなというのは改めて感じました。」

飯田「最初にお話いただいた家電屋さんで長居するっていうところが、言われてみると、ホント家電屋さんって長居するとこだな、私も結構家電屋さん行った時とか長居するんですけど。家電量販店さんとか通常のところは本当明るくて、外との色、光がまったく変わったりですとか、あんまり長居して居心地良い空間ではなくて、むしろ家電に興味があるんで家電をずっと見てる、それに対して蔦屋家電さんとかの取組のお話なんかは、本当心地良く長居できるような空間にされてるんで、そのへん素晴らしいなっていうところと、先ほど若尾からもありましたけど、是非一緒にオフィスつくってみたいなと。 」

事務局「本当に蔦屋家電さんは皆さん今聞いたら7年前なんだって、逆にそれもまた驚いたのと、改めて伺うとさっき池貝さんがご説明して、迷った時に自分にこもれる場所があるとか、色んな場所をつくられてるっていうのが、お店の中でそこまで色んな場所をつくられてるっていうお店自体もなかったんじゃないか、7年前は特にと思ったんですけれども、どうなんですか?」

池貝「7年も経つとお店って揺れるようにやっぱり生き物だと思いますので、変わっていってるんじゃないかなとは思うんですが。当時色んな提案をしてその反響はあったことは、とても嬉しく思っています。」

                

事務局「今思うと、あの蔦屋家電さんのそういうこもれる場所とか、皆でディスカッションできるような、ディスカッションというかソファがあったとことかって、何か内装そのままザッとオフィスに持ってきても、おかしくないんじゃないかなと思って拝見していたんですけれども。そういった意味では、オフィスのあり方っていうのが本当にそういうのが受け入れることが容易にできるようになったのが、やっぱり私達コロナ禍を経て、冒頭若尾さんがおっしゃったみたいに良い方向、そういうふうになってきているから受け入れやすいのかな。多分私コロナ前だと、あの提案、7年前の蔦屋家電さんがそのままきます、ここにって言われて、多分追い付かなかったと思いました。」

 

事務局「どんどんオフィスのあり方っていうのを、もうちょっと具体的に皆さんが思われてることを教えていただきたいなと思うんですけれども。コロナ禍によって、それまではオフィスに出社することが当たり前であった働き方が、出社と在宅勤務等ハイブリッドワークになるといわれてまいりました。かたやオフィスに出社するようになっていうトップダウンの企業さんも出てきたり、さっきの皆さんのアンケートとかでも、結構オフィスに来てるよっていう方が多くなってきたと思い、別にオフィスに出社することが悪いことでは全然ないんですけれども、まずはこういった働き方が今後ますますどうなっていくのかとか、オフィスにどういうことが求められてるのかっていうのを、教えていただけますでしょうか」

                

若尾「オフィスに求められるものというのは、やはりワクワクできる空間じゃないといけないんじゃないかなって考えます。昨今環境問題等々いわれておりますので、空間をかりるということだけでできることって限られてるのかもしれません。既存のビルの中にはまだまだFL照明、いまだにまだFL照明っていうような非常に効率の悪い照明があるビルっていうのは、本当に多数あります。これ小型のビルも何とかFL照明からHF照明に変わって、そこで終わっちゃってるっていうのもありますし。やっぱり、ビルメンテナンス上でも15年ぐらいですけど、じゃあその次の15年どうしようというところで止まってしまう現実がありますので、そこをやっぱり色んな力を借りながら、特に照明の演出の力っていうのは、非常に重要。空間、限られた空間をどうやってデザインしていくかっていうところでいくと、照明の持つ意味っていうのは非常に大きいところかなと。使い方ひとつで先ほどいった見え方が全く変わったり、気持ちも変わってくるというかありますんで、ここを中心にいわれるんですけど、もっと勉強させていただきながら、色んな方々の力を借りながら提供していくことが、逆に供給側としては求められてると考えています。」

 

事務局「特に取材させていただいた時も、スタートアップの企業さんがよく御社のテナントに入られるって伺ったんですけども、そういう方ってやっぱり使い方お上手なんだろうなと思うんですけれど、ワクワクと使われていただいているような感じなんですか」

                

飯田「今お話いただいたように我々のセットアップオフィス、スタートアップベンチャーの方々をターゲットにさせていただいて、本当に皆さん入居していただくと、楽しそうに働いていらっしゃったり、設備なんかも本当普通に使いこなしていただいたりしますので、より本当我々も常にさらに勉強し続けて、今後そういったスタートアップの会社様達がどんなものを求められるかというのを常に模索しながら日々学んでいきたいなとは思っております。
具体的最近ヒットしたなと感じるのは、遠藤照明さんの照明かな、本当調光調色の照明です。時間帯によってリズム変わるっていうのは、時間帯によって調度が変わっていくっていうのは、テナント様の特に経営者の方々にはすごい突き刺さっているんではないかなと。」

 

事務局「今後オフィス、さっき最初の質問で私池貝さんにオフィスが今オーダーが入っているってことが、やっぱりオフィスのあり方っていうのが、まさしくそういうことなんじゃないかなと思ってたりもするんですけれども。池貝さんはどうですか?」

                

池貝「そんなにたくさんきてはいないですけれども、是非待ってます。前は例えば9時に会社に行って5時までとにかく働いて、我慢して無になって、その後楽しむみたいなのから、皆さんもうちょっと今は働くことが暮らすこととか、それがその後の人生で働くっていうことも楽しくなかったら働かないよみたいな、自分らしくありたいっていうのが皆さん強くなってきてるんじゃないかなと思って。例えば昔だと、みんな今クールビズとかありますけど、暑い中でもスーツ着てネクタイして汗だくでっていうのが当たり前の時から、だんだんもうちょっとカジュアルに皆さん自分らしくスニーカーでいっても良いんじゃないかとか、そういうふうにどんどんここが重視されるような時代になっていって、オフィスでももっとナチュラルな環境でっていうのが増えて、で、住宅をずっとやってたから、そういうのでもしかして良いなって、住め心地っていうんですか、働き心地っていうんですか、それで良いと思ってくださってるのかなとは思います。」


 

事務局「最後に、それぞれ1つずつ視聴者さまからの質問をお答えいただきたいとおもいます。」

サンフロンティア不動産さまへ質問:ビルのリニューアル事業のSDGs的役割と継続性についての展望をおきかせください。

若尾「これは世の中の流れもそうですけども、世の中で求められてるところっていうのがありますので、是非やっていかなきゃいけない部分っていうのと、特にゼネコンさんなんかはCO2の排出量の開示っていうのが求められていますので、今後はどんどんどんどんつくればつくるほど積み重なっていってしまうっていうところで懸念があるとかっていうことになる。これは建設・設計業界だけではなくて、やはり金融関係も巻き込んで色んなところに影響力を出してやっていかないと、あるところがCO2削減に取り組んでいても難しいとも言えますので、業界全体で旗を振りながらやっていかないといけないと思っています。」

池貝さまへ質問:このSynca UX Labでも光ももちろんそうなんですけども、音とか香りとかもご提案をいただきました。オフィスにおける光とBGMの調和について、音の調和について、何かお考えがあったらお聞かせください。

池貝「調和というか光とか音とか香りっていうのが、意識して取りに行くんじゃなくて、向こうから自然に受けるものじゃないですか。廊下歩いてたりとかして、自然に香り、それがコーヒーの香りであったりとかアロマとか、BGMも音楽の場合もあると思うし、こういう自然の緑がいっぱいあるところだったらちょっとナチュラルな自然の音を流すっていうので、頭でモヤモヤしてる時にふっと抜ける感じっていうのがすごいすると思うんです。理性じゃなくて、頭のもっとナチュラルなところにパッと何か切り替わるようなところ、外に簡単に今出れないじゃないですか、高層ビルのオフィスまるなかで下まで出てっていうのがなかなか許されない、ずっと会社の中に8時間とかいなきゃいけない方もいる時に、ふっとそういう音とか香りっていうので人間が動物にシュッてなれる瞬間みたいな。生き物だったんだみたいな。そういうのがマストには必要なのかなとちょっと思ってます。 」

     


事務局「最後にオフィスの照明五か条みたいなのを言ったらどう?っていうお知恵を拝借したので、偉そうに五か条をつくってみました。

【オフィス照明五か条】
⑴エントランス、池貝さんに教えていただいた外から中へ、あと中から外へ、光で気持ちを切り替えるみたいな切り替えっていうのが大事。
⑵オフィスの空間全体としては、のところでご賛同いただいたみたいに、一日の中で太陽の光が移り変わるようにオフィスの空間も一日の流れを取り入れることで、人の体内リズムを整えて光で健康経営を支えることができる。
⑶色温度とか明るさとか、適光適所みたいな感じとか、あとセンサーみたいなのも今たくさん使われます。快適と同時にエネルギーを削減することもできるようになってまいりました。
⑷少し明るさを控えた親密な光、さっきのコミュニケーションスペースですね、親密な光でコミュニケーションを促すことができる。
⑸植物を配慮した光でバイオフィリックデザインも支える、みたいなことが照明としてお役に立つこと。

これからもオフィスの概念は大きく変わりそうです。次回は昨今キーワードのZEBとかウェルビーイングとか、そういうのも追及するようなセミナーも一生懸命仕込んでいきたいと思っておりますので、またご参加をお待ちしております。では、本日は貴重なお時間ありがとうございました。」 ※このページは、2023年2月9日(木)に行われたオンライントークイベントのレポートです。

本オンラインイベントでご紹介しております次世代調光調色「Synca」は、以下WEBページで詳細をご確認いただけます。

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