<オンラインセミナー>光とサーカディアンリズム(概日リズム)について、改めて考える 画像

サーカディアンリズム(概日リズム)という”言葉”は、以前に比べると一般的になりつつあるように思う。

しかしながら、”言葉”は聞いたことがあっても、その先の理解はどうだろうか。私たちの睡眠や、ひいては健康(がんや認知症など)にも、影響を与えているという。実は、”わかっているようでわかっていない”事が、沢山あるのではないでしょうか。九州大学大学院芸術工学研究院人間生活デザイン部門 教授 樋口重和さんをお迎えし、この光とサーカディアンリズム(概日リズム)の関係について、改めて考えました。

・光環境とサーカディアンリズム(概日リズム)の関係を理解する
・日常の夜の室内照明も影響していることを知る
・子どもは大人より夜の光の影響を受けやすいことを知る
・夜勤者にとっての光の影響を知る ほか

* サーカディアンリズム(概日リズム)とは、人間をはじめとするほとんどの生物が体内で刻む、約24時間周期の生体リズムのことを指す。

Guest speaker

樋口重和

樋口重和 Shigekazu Higuchi
(九州大学大学院芸術工学研究院人間生活デザイン部門 教授/博士(芸術工学))

秋田大学医学部、労働安全衛生総合研究所、国立精神・神経医療研究センターを経て現職。

日本生理人類学会会長、日本時間生物学会理事、日本睡眠学会評議員


光環境がサーカディアンリズムや睡眠に及ぼす影響を研究。
特に夜の光の影響について、光の波長特性や光感受性の個人差などに着目した研究をしている。

https://hyoka.ofc.kyushu-u.ac.jp/search/details/K003439/index.html
http://www.design.kyushu-u.ac.jp/~ninkou/higuchi/index.html

Host speaker

鈴木直行

鈴木直行 Naoyuki Suzuki(遠藤照明 未来環境研究課 課長)

1998:株式会社遠藤照明 入社。インハウス照明デザイナーとして、建築・商空間の照明計画を担当

2019~:株式会社遠藤照明 未来環境研究課を設立。人と光の関係を様々な視点で研究している。

見逃し配信

参加者の声

  • サーカディアンリズムの意味について、学術的なエビデンスを紹介頂きながら、深く理解することが出来たのが一番の収穫です。また、単純にサーカディアンリズムの言葉を重要視するのではなく、その空間を誰が使い、その年齢やその個人がどのようなタイプかを理解した上で、定期的に照明状況を調整することが良さそうだと感じました。
  • これまでの照明計画に関する認識(常識?)が、更新されたような気がします。
  • サーカディアンリズムについての説明が大変よくわかりました。 ありがとうございます。色温度の調整が体内時計にとって、睡眠にとって必要なこと。これを知っていれば 寝室の照明選びに説得力が増します。子供の光の感じ方、大切さ、こちらも説明にしっかりとした理由付けが出来ます。

本オンラインイベントでご紹介しております次世代調光調色「Synca」の詳細は、以下よりご確認いただけます。

top