LEAF COURT PLUS
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- ー次世代調光調色「Synca」
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玉川上水と明治神宮に自生する林床の植物を屋内で健やかに育てる『Synca』の光
お客様の声
玉川上水と明治神宮に自生する林床の植物を屋内で健やかに育てる『Synca』の光
LEAF COURT PLUS デザインチーム
右からフィグライティングデザイン 代表 永松 冴子 様
株式会社スタジオテラ 石井 秀幸 様(代表取締役)、 野田亜木子 様(パートナー)、 渡邊聡美 様、 鈴本麻由美 様
渋谷区幡ヶ谷。1988年に竣工した地下1階・地上5階建ての中長期滞在型サービス付マンションが大規模なリノベーションを施し生まれ変わりました。駅からほど近い都心に位置しながら、暮らし、人の繋がり、自然も感じられる街に誕生したコンセプト型賃貸住宅が「LEAF COURT PLUS」。バイオフィリック デザインの考えに基づき、空へと繋がるコートヤードを中心に多くの緑の情景を配置。ワンルームタイプの居室で暮らし、テレワークにも適したワークスペースや会議室などで働く入居者たちの呼吸を整え、居心地の良さを生み出しています。
どこにいても緑との繋がりを感じることができる。『Synca』が支える、植物が元気に育つ環境づくり。
設計を手掛けたスタジオテラの石井さんが語る。「植物がすごく活きいきとした環境を作る。それに人が合わせる。そのような考えを最初にお話させていただきました。植物に光は欠かせないので、永松さんに演出照明ではない視点でやってほしいとお願いしました」 フィグライティングデザインの永松さんは「このワークスペース部分は自然光が入りにくい室内(地下1階)環境にあります。さらに、観葉植物ではなく地域に自生する植物を屋内で育てるという、他にも事例のない試みとなりました。そこで、バイオフィリックデザインの研究もされている遠藤照明さんに相談しました」 と語る。「調べていく中で、人工の光環境を自然光に近づけるためには、LEDの白色では不足している赤い波長と青い波長の光を補う必要があるとわかりま した。そこで、人が活動しない深夜に集中的に照射する時間を設定。また、“植物を優先して光環境を考えても良い”という施主の荒井商店様の理解もあり、 21時以降は消灯し植物が休む時間も作りました」 遠藤照明のシステムが24時間365日コントロールできるのは大きいと言う。「ドライエリアから入る自然光は、1年を通して太陽の日の出・日の入りの時間に よって異なります。外と中の光環境を極力合わせるために、年間のタイムスケジュールを10パターン作りました。また、夜間はアッパーライトのような演出的 な光はなくし、月の光が当たっているような葉の陰影が感じられるぐらいの明るさとし、1日を通して自然のリズムに寄り添った光環境としました」石井さんは「竣工したばかりなので、これからも植物の生育を見守っていきたい。自然と人がどう折り合いをつけるか。継続的にモニターし、調整していき たい」と語る。「植物が次々と芽吹いて葉が出てくる。それを見ているとエネルギーをもらえる」と語る永松さん。「照明というのは、以前だと設置してしまうと細かな変化はできませんでした。けれど、システムの進化によって生活の中で人や植物にとっても心地良い光を選ぶことが身近になったと感じました。今回 は無線調光システム『Smart LEDZ』により、どこにどれだけの光量を当てようかというのも、その場で実際の光のバランスを見ながら細かく調整することもできた。彫刻的というか、光を調整することで造形していくのも面白かったですね」