大胡第2こども園
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子どもたちのこころに安心の光を灯す明るさと楽しさを両立させた照明プラン
お客様の声

子どもたちのこころに安心の光を灯す明るさと楽しさを両立させた照明プラン
株式会社小沼設計 代表取締役/一級建築士 渡辺 容子 様
株式会社ライトボックス 代表取締役/建築設備士 町井 泰仁 様
1967年に開設した大胡保育園をはじめ、現在では群馬県前橋市に2つの保育園と1つのこども園を展開している社会福祉法人清香会。「地域の乳幼児福祉の向上と充実をはかるため研究・努力をする」をモットーに、地域のニーズに根ざした保育を行っている園です。事故のない安全保育を心がけるのはもちろんのこと、「明るく元気なやさしい子」の成長に向け、日々の保育活動が行われています。今回はその第2こども園の建て替えです。安心、快適で安全性に気を配って、子どもたちが「毎日楽しくて行きたくなる」園を空間としても目指しました。
設備設計と設計事務所が協力して、リニアと光の可能性を具現化
子どもたちが朝、玄関から入ってくるとまず目に入るのが三角形の照明です。入ってすぐのところだから目を惹くものがいいと考え、150㎜彫り込んだ三角形の側面にリニア32を直付けで取り付けました。さまざまな色の天井クロスを照らしており、色とりどりの三角が散らばっている「楽しい場所」の演出になっています。廊下の照明は「トンネル感」を表現しています。埋め込みのスリットを入れて左右交互に照明を配置し、「くぐっている」感覚を楽しめるようにしました。保育室やトイレの照明は、リニア32を四角形に組んで使っています。保育室ではお昼寝の時間があったり、おやつの時間があったり、先生が事務作業をしたり、多様な使い方をします。よって、ここだけ点灯、ここだけ消灯、という使い分けがスクエアだとしやすい。今回の照明計画は、設備設計というあかりのプロと、幼稚園を数多く手掛ける設計事務所がお互いの長所を掛け合わせて子どもたちのために作りあげました。こども園の方からは「明るく」というリクエストがありました。やはり夕方になり暗くなってくると子どもたちは「お迎え遅くなるのかな・・・」といった不安な気持ちが出てくるそうです。部屋が暗いとよけいにそんな想いも増長されてしまいがち。だから「明るさ」というのは心に「安心の光を灯す」大切なものだと考えました。でも単に明るいだけではなく、デザインで楽しさも感じて欲しい。そういった点でリニアはベース照明としての明るさをもちながら、直線連結、四角形、間接照明風といった様々な面白い使い方ができる、とても可能性のある照明だと思っています。