矢作建設グループ
リフレッシュ&コワーキングスペース「ひろば」
- オフィス
- デザインオフィス
- バイオフィリックデザイン
- ーFit Plus
- ー次世代調光調色「Synca」
- 無線制御システム「Smart LEDZ」
- 調光調色
- 中部
人が集い、緑に安らぎ、会話が弾む。 『Synca』の光が育む、グループの輪
愛知県名古屋市に本社を置く矢作建設工業株式会社。設立は戦後間もない1949年。建設事業と不動産事業をメインとし、多様化する社会にエンジニアリングによる新しい価値を提供し続けることで、従業員一人ひとりの成長と幸福の実現、そして企業の持続的成長を目指している。本社に加え、東京・大阪を中心に全国6拠点、グループ会社7社を展開。リフレッシュ&コワーキングスペース「ひろば」は、矢作建設グループ会社が入る本社ビル6Fに設置。バイオフィリックデザインを取り入れたリラックスできるエリアで、グループ社員間のコミュニケーションを促進する場となっている。
■人が集い、緑に安らぎ、会話が弾む。
『Synca』の光が育む、グループの輪
「ひろば」の設計コンセプトは「SDGs」。自然との共生、環境との調和、従業員の健康に配慮し、緑や木質内装が積極的に取り入れられている。入口を入ると天
井に矢作建設のロゴマークがライン照明で表現され印象的。テーブルとチェアがゆとりのある間隔で置かれた「ガーデンひろば」、窓際には「年輪デッキ」がレイ
アウトされている。空間はABW(アクティビティベースドワーキング)の考えをベースに、個人用集中席やソファ席などシーンに合わせて働く場所が選択できる。
メインの「ガーデンひろば」は、午前中は色温度7000K、午後からは5000K→4000K→3500Kと健康に配慮し、体内リズムを意識して自然光のように光が
移り変わる。明るさも落ち着いた印象の300~500lxで設定。ゆったりとリラックスでき、コミュニケーションも弾むと好評のエリア。その奥に広がる目に鮮やかな
グリーンが癒しの効果を発揮している。採用された次世代調光調色『Synca』によって、植栽への照明は、日中はグリーンがより映えるように色味を調整(緑み
Duv+6)、18時以降は植物のための光として、光合成を促す赤い光と葉の形成を促す青い光に切り替えて照射している。植栽はその樹種によって必要な照
度が異なることもあり、メンテナンスに合わせてスポットライトの照射位置を変える等、剪定だけではない植物に対する光のケアも実施。その成長の度合いを
グループ会社のヤハギ緑化株式会社が研究している。さらに奥のスペースには、「ミストプール」「川の水景」「海の水景」という3つの水景があり、地球に大切な
「水」を意識させる。また、地産地消をテーマに、家具や内装には創業の地でもある豊田市産の木材を使用。地域経済の活性化のみならず、森の健全な植生
サイクルと地域の環境保全にも貢献している。隘れる緑、自然の音、木質内装、窓からの光、水景に加え、サーカディアンリズムと連動した照明。「SDGs」の
観点から設計された「ひろば」はグループ社員の皆さんがのびのびとリラックスでき、コミュニケーションが自然に育まれる空間となっている。