介護老人福祉施設 カトレア鈴蘭台/特定施設入居者生活介護 ケアハウス カトレアすずらん台

  • 医療・福祉施設
  • 無線調光システム「Smart LEDZ」
  • 調光調色
  • 近畿

“光のケア”を活かし、安心感につなげたい

所在地: 兵庫県神戸市
竣工: 2017年9月
施主: 社会福祉法人まなの会
設計: 株式会社IAO竹田設計
施工: 株式会社高階
電気工事: 西部電気建設株式会社
掲載事例集: 2018SPRING(2) 「医療・福祉施設特集号」

レクリエーションや食事をおこなう多目的ルーム。

家のリビングルームのように多目的 ルームがユニットの中心に位置し、 周囲に各居室が並ぶ。

各居室

レクリエーションや食事をおこなう多目的ルーム。

家のリビングルームのように多目的 ルームがユニットの中心に位置し、 周囲に各居室が並ぶ。

各居室

お客様の声

“光のケア”を活かし、安心感につなげたい

カトレア鈴蘭台・カトレアすずらん台 施設長 高階 和洋様
株式会社IAO 竹田設計 大阪第一事務所 次長 多々良 洋介様

介護老人福祉施設 カトレア鈴蘭台、特定施設入居者生活介護 ケアハウス カトレアすずらん台の2施設は、同じ建物内に併設されています。前者が、要介護3以上の排泄・入浴・衣服の脱着などの日常全般に介助が必要な方が入居されるのに対して、後者は、自立可能な方から要介護5の全面的な介助が必要な方まで、様々な方が入居される施設です。いずれもユニット型で入居定員30名、ショートステイ10床を完備しています。ユニット型とは、集団ではなく10人以上の少人数をひとつの生活単位(ユニット)とし、各入居者様の居室とユニット内の共有空間により、それぞれの嗜好と生活リズムをケアするコンセプトの介護スタイルです。今回、この施設コンセプトに対応した光環境の実現をめざしました。

光をコントロールして入居者様の生活リズムや嗜好をケアする

「眠くなってきた。そろそろ寝ないといけないな…」というように、健康な方は夜になると自然に眠くなってきます。一方で、夜なかなか眠れない、朝は起きづらいという方に対して、お薬などに頼らずにメラトニン(睡眠ホルモン)の生成を 光によってフォローできないか。そのような“光のケア”に取り組むべく、調光調色シーリングライトや、無線コントロールシステム「Smart LEDZ」を導入しました。まず、各居室には調光調色できるシーリングライトを採用。まだ十分に活用しきれていませんが、朝は目覚めやすい光、夜は優しく暖かい光にすることで、生活リズムを整えることが狙いです。また、夜間は真っ暗にしてしまうのではなく、全般的にほんのりと明るいレベルに点灯。それにより、安心してお休みいただけています。レクリエーションや食事を行う多目的ホールには、50%・30%・食事用・常夜灯の4つのシー ンをSmart LEDZで登録し、運用。レクリエーションの時ははっきりと明るく、食事の時は美味しく食事ができるようにシーンセレクターリモコンで光を切り替えます。そして、夜は光量を落とすことで「暗くなってきたので、そろそろ寝なければ」という気持ちを促し、入居者様の自発的な行動をサポートしています。結果的に介護職員の夜間対応など、負荷の軽減も期待できます。このように光をケアに取り入れる施設は、全国的にもまだ少ないと思います。私どもの光の取り組みもまだまだこれからですが、光のケアを活かし、入居者様の安心感につなげたいと考えています。

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