柏厚生総合病院 別館

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患者の視点に立ち、安心感と暖かさに配慮したストレスフリーな照明計画

所在地: 千葉県柏市
施主: 医療法人社団協友会
設計: 大成建設株式会社一級建築士事務所
施工: 大成建設株式会社
撮影: Blue Hours
掲載事例集: 2015summer

健診センター オリエンテーションラウンジ:ラグジュアリーなインテリアを引き立たせる、やさしく自然な色合いをもつ電球色のLED照明。天井面ダウンライトは、一部トリムの黒塗装により内装と一体化。

内視鏡センター受付:サインに集めたあかりが、表情をつくるライティング

リカバリー室:グレアレスのダウンライトを壁に当てず、処置に必要な 部分に絞り、回復待ちの暗めの環境と機能を両立。

病棟廊下:廊下の中心ではなく、両端にダウンライトを設置。 ベッド搬送時の眩しさを軽減すると共に、壁面の 明るさ感による安心感と柔らかな光環境を演出。

4床室:ベッドでの眩しさに配慮した、グレア対策が 施された深型のLEDベース照明。 CH2600mm 作業面(H2100)平均照度130lx

外観:キャノピーと外構に絞った外部照明と、 内部のあたたかさがもれるあかり

地域の基幹病院である柏厚生総合病院は、別敷地にあった健診センターの統合と、病棟40床の増床で構成される「別館」を増築。より患者の視点に 立った医療環境の向上を目指し、医療機能に配慮しながらも、ラグジュアリーなインテリアデザインが求められました。そしてインテリアと密接にデザインされた光環境は、病院の緊張感を感じさせない「安心感と暖かさ」に配慮して設計されました。特にLEDの電球色は、白熱球と違い、メーカーによる色の差が大きいため、設計者の「あたたかな光の質」へのこだわりとして、「やさしく自然な色あい」をもつ弊社高効率LED照明器具「LEDZ」をご導 入いただきました。

木を基調としたラグジュアリーなインテリアの健診センターは、表情の出ない全般照明を避け、医療施設の重要な要素である「サイン」に光を集めることで、機能的かつ情緒的な光環境を演出。ユニバーサルのLEDダウンライトを壁面のサイン毎にレイアウトすることで、案内機能を補完しつつ壁面照 度の向上によって安心感を与えています。

病棟廊下は、中心ではなく壁面側にダウンライトを配置することで、明るさ感の確保とベッド搬送時の眩しさを配慮。器具の配置については、最小限の 台数で、最適な照度を確保しつつ壁面の光ムラを抑える為に、壁からの離れ寸法・器具ピッチを慎重にシミュレーションすることで、最適解を導き出し ています。壁面をやわらかく照らす暖かな雰囲気は、入院生活の環境をより良質にしています。

■ベッドでの眩しさを軽減した、深型LEDベース照明
病室の明るさを確保する基本照明は、ベッドに横になった時にも眩しさ(グレア)を感じないよう配慮し、深型の器具を特注制作(大成建設共同開発)しました。 現地では、ランプの種類とのマッチングも比較検討した上で納品させていただきました。

4床室 ベッドでの眩しさに配慮した、グレア対策が 施された深型のLEDベース照明。 CH2600mm 作業面(H2100)平均照度130lx

主な採用製品

ベース照明(特注)

一般病棟
40Wタイプ ホワイトチューブユニット×2
RAD-525W
ナチュラルホワイトタイプ(4000K)
器具光束 2840lm
消費電力 19.6W
固有エネルギー消費効率 144.9lm/W

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