慶應義塾大学病院3号館(南棟)
- 医療・福祉施設
- 間接照明
- 関東
ほこりが溜まらない清潔なコーニス照明
医療施設の照明は、施設で働く人と施設を利用する人双方にとって安全で快適な光 環境を提供することが望まれます。特に目に優しい間接照明は、視覚的に優しいだ けでなく、心理的に緊張感を和らげ落ち着いた雰囲気が得られる為、待合いや廊下 などに採用したい照明手法です。しかし電気代が掛かる、埃が積もるなどの問題指 摘もあります。その間接照明を、建築寸法の厳しい条件の中、省エネと埃対策を共に 解決した事例です。
●コーニス照明:堀上げ開口幅180㎜、高さ113㎜で器具化、器具長さ1180㎜をLED27Wで実現。
●コーニス照明を見上げても眩しさは無く、廊下の明るさは机上面平均初期照度実測値310~330lxを得ています。
●建築造作(堀上げ部開口幅200㎜、高さ300㎜)にFHF32W器具を設置したコーニス照明に比べて、輝度バランスの良いコーニス照明が実現できました。
コーニス照明を22.9W/m(蛍光灯FHF32W[45W]対比40%削減)で、眩しさが無く快適な病棟廊下を
実現しました。廊下の病室側壁面を照らす事で、ナースステーションからの視界が明るくなり、閉塞感の少ない
働きやすい環境になりました。良い環境は働く人のストレスを和らげ、患者への対応に良い効果が期待されます。