くまもと県北病院
- 医療・福祉施設
- 九州・沖縄
自然光が入りにくい空間に、木漏れ日を感じさせる光 来院者を柔らかく迎え入れる
くまもと県北病院は、九州新幹線・新玉名駅近くに新設された、公立病院と医師会立病院の統合病院である。パブリックエリアは、初めて訪れる来院者にも分かりやすい明快な構成とし、1階の東西南北に建物外部とつながる動線の交点に、3層吹抜けの「こもれびひろば」を設けた。
「こもれびひろば」は、総合受付や入退院の待合ホールの機能を持ち、来院者を迎える中心的な空間となる。しかし、自然光が入りにくいため、人工光で木漏れ日を抽象的に表現した光膜天井を採用し、柔らかな光で空間を演出した。必要な照度を確保するため、壁周りの折り上げ天井部分にはグレアレスユニバーサルダウンライトを28台設置し、こもれび照明と組み合わせることで床面平均照度を約300lx確保している。