■いにしえのロマンを最新の『Synca』の光で照らしだす

斎宮歴史博物館は、伊勢神宮に仕えた皇女である斎王とその居所であった斎宮を紹介する博物館。今回、照明器具の改修にあたり、次世代調光調色『Synca』を 採用し、特別展示の内容に応じて、色温度や一部膜にカラーを施すなどの演出を行っている。複数のシーン登録ができるので、似たような展示の場合は以前行った シーンを流用することも可能となった。美術系の展示は100lx以下、発掘物は100lx以下でなくてもよいが、明るい方が見やすいので明るめの設定に。今後は、展示 用の照明という考えではなく、ろうそくのあかりや時間帯での日の光の移ろいで十二単や屏風などを見せていくことができれば、当時の人と同じ見え方ができるので検 討していきたいという。