四天王寺悲田院 特別養護老人ホーム
- 医療・福祉施設
- グレアレス
- 近畿
高いQOL(Quality of Life)を目指す福祉施設
今までの社会福祉施設は「暗いより明るいほうが良い」「ロービジョンケア」の発想のもと、空間全体を明るくする事が一般的でした。
本件はそこに暮らす人の立場になり、高いQOL(Quality of Life)を目指しています。
まず、施設利用者に家にいる「くつろぎ感」を感じて貰う為、色温度を3000K~3500K、照度を150~300lxとしました。
また、ロービジョンケアの一環としてグレアレスの器具を採用しています。施設利用者が特に長時間滞在する共同生活室は、
LEDをグリッド状に配し、時間帯・平面計画に合わせてON/OFFで切り替える事で「個」と「集」の空間を創り出す工夫をしています。
これにより、施設利用者が程良い距離感を保ちながら同居できると共に、あえて明暗のある空間の中で自分の好みの場所を
探せるようになっています。
この照明計画は長い時間を掛け、施設利用者が自分の居場所を見つけ、自分らしく暮らして欲しいという願いから計画されたものです。