日比谷FORT TOWER
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空間と人に、自然と馴染む『Synca』による色温度の変化
お客様の声
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空間と人に、自然と馴染む『Synca』による色温度の変化
有限会社サワダライティングデザイン&アナリシス
代表取締役 澤田 隆一 様
デザイナー 横川 貴明 様
「日比谷フォートタワー」は、日比谷・霞が関・虎ノ門・新橋という都心の主要エリアの真ん中に位置し、周辺環境の利点をビジネスのあらゆるシーンでフレキシブルに活用することができる、地下2階、地上27階の超高層オフィスビルです。1階は2層吹抜けのガレリアと名付けられた 東西貫通通路を配置。大谷石の石切場(大きな石に囲まれた薄暗い洞窟)をモチーフにしており、明暗のコントラストが強い空間で街をつなぐトンネルとなっています。昼間は入口から光が射し込みますが、奥は薄暗いといった自然の光の演出を施しています。11階のスカイロビーは、天井高約5mの圧倒的な開放感と地上50mの眺望の良さで、屋外にあるスカイガーデンと共にコミュニケーションスペースとして機能しています。
明暗が印象的な1階と対比する、光に満ちた11階。
1階のエントランスロビーは明暗を演出するようなコントラストが高い空間、逆に11階はコントラストの低い空間とし、光による変化・特別感が必要と考えました。いわゆる、昼光追従型照明です。次世代調光調色『Synca』は色温度の再現域が非常に広く、現場で見て7500Kに決めました。意外と高い色温度が良かっ たです。直射日光は5000K程度ですが、実際に室内に入ってくるのは直射日光ではなく、もっと色温度の高 い天空光です。つまり、5000Kよりも高い色温度(今回は内装の色味等を考慮した結果)7500Kが適していました。今までは5000Kしか選択できなかったのですが、『Synca』でより馴染みやすい色温度を実現することができました。選択域が広いので、現場でファインチューニングできるようになったのは最大のメリットです。各シーンへの切り替えは、無線調光システム『Smart LEDZ Fit Plus』のフェードタイムとしては最長の60分をかけて、なだらかに推移。いつの間にか夕暮れになっていたという風に、屋内の照明も自然であるべきと考えています。『Synca』の再現域が広い特長を色味調整機能でも活用し、例えば石壁は2500Kの際は周 囲と比べて白っぽく見えたので色温度ではなく色味調整「-3」で存在感を演出。スカイロビーのシンボルのような植栽については、1500lx確保はもちろんのこと、夜間のみ2500Kで「-6」とし、植物にとって良いと考えられる波長の光による、植物の育成実験も試みています。明暗が印象的な1階と対比する、光に満ちた11階。光の演出がオフィスワーカーに潤いを与えることができればと願っています。