医療法人華桜会 星陵あすか病院

  • 医療・福祉施設
  • 病室用
  • 間接照明
  • 東北

目にやさしく、ホコリが溜りにくい エシカルな照明設計にこだわる

所在地: 宮城県大崎市
竣工: 2017年3月
施主: 有限会社けやき
設計: 株式会社伊藤喜三郎建築研究所
施工: 大和ハウス工業株式会社
電気工事: 株式会社四電工
掲載事例集: 2018SPRING(2) 「医療・福祉施設特集号」

人工透析室:ここに60床のベッドがならぶ。目に光が直接入らない間接照明と、同じく目に光が入らない位置に処置灯が設置されている。

廊下:こちらも、目にやさしい、まぶしさに配慮した照明計画がされている。ストレッチャーで搬送され る時、患者さんは上を向いているため、廊下の真ん中にダウンライトが点灯されていると眩し さを感じる。そのため、間接照明や、壁側にダウンライトを設置する等の配慮がされている。

病室

お客様の声

目にやさしく、ホコリが溜りにくいエシカルな照明設計にこだわる

株式会社伊藤喜三郎建築研究所
設計本部 第一設計部 次長 山根 直樹 様
設計本部 第二設計部 係長 神谷 優治 様
環境技術本部 電気設備部 係長 林 大二郎 様

医療法人華桜会 星陵あすか病院は、内科・人工透析・リハビリテーションの3科で合計300床の療養病床を有し、透析室では1室に60床が並びます。同院は、回復期のリハビリテーション入院や慢性期の長期療養にも対応した新設病院。 本プロジェクトでは、長年にわたって数多くの医療施設の設計を手がけてきた当社のノウハウを活かし、衛生面への配慮と患者さんの快適性が調和する病院建築を追求しました。特に、呼吸器の専門医である院長先生の強いご要望もあり、衛生面でのリスクを高めるホコリ溜りを徹底的に排除する照明設計にもこだわっています。

医療現場、患者さんに寄り添う光環境をめざして

透析室では、患者さんは常にベッドから天井を見上げることになりますので、光源が目に入らず、まぶしさを感じさせない間接照明が理想です。一方で、折り上げ天井の間接照明は、いわゆるアゴの部分がホコリ溜りの原因となるため、衛生面での課題がありました。そこで今回、新たに採用したのが、アゴのないLED間接照明です。 絶え間なく患者さんが透析を受けており、日常の清掃が困難な透析室で清潔性を確保するためには、ホコリが溜りにくいダストレス間接照明が最良の選択だったと思います。それに加え、色温度が3000Kだと赤みを帯びて血管が見えにくいので すが、この器具は赤すぎず青すぎない3500Kである点もメリットでした。また病室には、同院が使用するメディカルユニットのサイズとのバランスを考慮し、小型でも十分な照度が確保できるベッドブラケットを採用。凹凸のない器具形状のため、ホコリが溜まりにくく、清掃が容易なことに加えて、患者さんがベッドから見上げた時の 出っ張りが少なく、圧迫感を感じさせないという条件を満たしています。さらに、LEDランプ部分の交換が職員でも簡単にできる非一体型の仕様であることも決め手となりました。将来的には、より一層、患者さんに寄り添う病院設計をめざして、病室でほとんどの時間を過ごされる長期入院の患者さんに一日の変化を感じていただけるよう、サーカディアンリズム(体内時計)に合わせた調光調色にも取り組んでいきたいと考えています。

主な採用製品

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