天台宗 青蓮院門跡

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光とともに紡いできた歴史と文化を次代へつなぐ『Synca』が照らす夜の幽玄

光とともに紡いできた歴史と文化を次代へつなぐ『Synca』が照らす夜の幽玄

所在地: 京都府京都市東山区
竣工日: 2022年5月
施主: 天台宗 青蓮院門跡
ライティングデザイン: 有限会社内原智史デザイン事務所
施工: 丹電機工業所
撮影: 鈴木文人
掲載事例集: 2022「Synca特集号3」

華頂殿:夜 19 :00頃

華頂殿:夜 20:00頃

小御所:日中/色温度3500K 調光率50~100%

小御所:夕方/色温度3000K 調光率20~30%

小御所:夜/色温度2700K 調光率1~5%

宸殿:夕方

宸殿:夜

宸殿:青光(10-11)調光率10~30%

宸殿:黄昏(色温度1800K) 調光率10~30%

宸殿:朝露(2-11)調光率10~30%

お客様の声

光とともに紡いできた歴史と文化を次代へつなぐ『Synca』が照らす夜の幽玄

有限会社内原智史デザイン事務所 代表取締役 内原智史 様

青蓮院門跡は天台宗総本山比叡山延暦寺の三門跡(他妙法院・三千院)の一つで、京都市中に仏の教えを広める要所として現代まで永く愛されています。ご本尊「熾盛光如来曼荼羅」は大日如来の仏頂尊であり、偉大な仏の智慧と光を発せられています。また、国宝の「青不動明王二童子像」はその化身とされ、後背には紅蓮の焔(大鳥/迦楼羅・かるら)が描かれており、光との関係が大変深い寺院です。約25年前から夜間拝観を実施されており、当事務所も初年度よりお付き合いしてきました。

夜間拝観という文化に、こだわりの光を灯す。

青蓮院門跡では、夜間拝観時もさることながら日中にも参拝者がいらっしゃることから、美観に配慮するとともに照明効果を得ることを模索いたしました。また、安全面と維持管理のためのエネルギーへの関心も高く、LEDへの変更を検討されていました。 次世代調光調色『Synca』も既にウェブサイトなどで認識されており、変化する光の魅力によって革新的な試みにも取り組みたいと相談を受けました。よって、歴史的な価値の高い建築に対して極力器具の数を限定した照明の配灯に徹し、夜の美術館のような佇まいの実現を目指すこと。加えて、防火と節電への対応を図るとともに快適で便利な仕様へ変更することが今回のプロジェクトの目的でした。太陽の光はダイナミックレンジが広く、劇的です。『Synca』によって今までの白色LEDでは 実現できなかった1800~12000Kの幅の広さを利用し、日中、夕方、夜、深夜にか けて階調性をもった光の移り変わりを表現しています。夕方の自然光が暮れ始める シチュエーションから優しく美しい光が徐々に存在感を増していきます。色温度や明 るさ調整のトライ&エラーはご門主や執事長となんども夜を徹して繰り返されました。 照明の運用としては、6シーンを基本的にリモコンに登録しています。その他、特別なシーンはカラーを用い、青光(青蓮院のカラーである10-11)・黄昏(1800K)・朝露(2-11)をタブレットで呼び出せるように設定しています。夜間拝観は1994年より京都で始まった取り組みです。1200年もの長きに渡り進化し変貌する都市と同時に受け継がれる文化資産は夜間拝観により昼と夜の都市の姿を劇的に変化させ、観光文化の表現・空間の多様性・食文化・宿泊施設との連携も高まりました。夜の時間がさらに深く長くより多様な質の高いサービスと空間が求められる中で、光の表現力とそれを支えるテクノロジーはますます高みを目指していくことでしょう。

華頂殿:調光シーン(抜粋)

宸殿:夜間拝観という文化に、こだわりの光を灯す。

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