ソラリアプラザ 1Fリニューアル
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福岡の好立地に相応しい 高感度な表情を調光調色の多彩で豊かな光の変化で表現
■福岡の好立地に相応しい 高感度な表情を調光調色の多彩で 豊かな光の変化で表現
福岡市天神の中心地区に位置する商業ビルとして1989年に完成した「ソラリアプラザ」。今回のリニューアルが実施されたのは1Fで、このフロアは通り抜けの通路や、待ち合わせ場所としてもよく使われている。リニューアルオープンのタイミングで蛍光灯ダウンライトからLEDダウンライトに取替えることとなったが、フロアの開放時間が早朝6時から24時までの18時間と長いこともあり、時間帯で照明のイメージを変えることによって雰囲気を変えることも目的として挙げられた。
まず、改善点として明るさの問題があった。リニューアル前は平均照度
200Lx(色温度3000K)と、天神の好立地でありながら、商業施設の明るさとしては、昼間は少し暗く感じることもあった。これを2.3 倍~ 4 倍の450Lx
~ 800Lx に改善。時間帯による明るさ・色温度の最適化を図った上に、エネルギーも大幅に削減され、電気代の削減にも貢献することとなった。次に、1日の移ろいに合わせた最適な光環境を目指し、調光調色ダウンライトを採用。時間帯に合わせて照度と色温度を変更した。たとえば、モーニングは“爽やかなあかり” ⁄ 少し白色を帯びた温かみのある光(3800K)で、すがすがしい朝を感じる光に。隣の駅ビルを利用する方の通行がメインなので、出勤時間にさわやかな光とした。デイタイムは“活気あるあかり” ⁄ 温かみがあり白色も感じるナチュラルな光(3500K)で、人の往来が一番多い時間に降り注ぐ、陽気で賑わいのある光。夕方以降は、上層階に飲食フロアやホテルが入っていることもあり、”ぬくもりを感じる光”電球色(3000K)とし、朝とは違う落ち着いた印象で、お客様を迎えるようにした。最後の”見送るあかり”はまさ
しく、駅へ向かう帰宅の途につく方々を温かく見送るあかりとした。各シーンの切替は、約30 分をかけて、色温度と明るさを徐々に変えており、気づく方がいないほど、自然な光の変化となっている。このようにさまざまな業種が入居する商業ビルの1F を、調光調色による多彩な演出で繁華街に相応しい新たな表情を作りあげた。