青山フラワーマーケット グリーンハウス
- バイオフィリックデザイン
- 物販店
- 飲食店
- ーBase
- ー次世代調光調色「Synca」
- Linear series
- 無線制御システム「Smart LEDZ」
- 調光調色
- 関東
『Synca』が育む、植物の命 人と自然が調和し、幸福に満ちるバイオフィリックデザインの空間
“Living With Flowers Every Day ”をコンセプトに株式会社パーク・コーポレーションが運営する「青山フラワーマーケット」が、最大面積となるフラッグシップショップ「青山フラワーマーケット グリーンハウス」をオープンした。南青山の骨董通りから一本入ったパティオに面した場所で、ゆったりと花と緑のある時間を過ごすことができる。ティーハウスにはフラワースクール「ハナキチ」も併設しており、カフェタイムを楽しみながらフラワーレッスンを眺めたり、レッスンの前後をカフェで過ごしたりとこれまで以上に回遊しやすい設計に。空間コンセプトは「花農家の温室」。緑いっぱいのエントランスを抜けると、畝に見立てたテーブルが並び、季節の花が育っているかのよう。設計デザインは、同社の空間デザインブランドparkERsが手がけ、「バイオフィリックデザイン」という観点から、植物の育成にも適した照明として次世代調光調色『Synca』が採用された。
■『Synca』が育む、植物の命 人と自然が調和し、幸福に満ちるバイオフィリックデザインの空間
「温室」をイメージして作られたティーハウスは、空間いっぱいに広がる緑と、自然に咲く姿を再現して活けられた旬の花々に溢れている。カフェはまるで屋外にいるような雰囲気を再現するのと同時に、植物を育成するという二つを両立した照明計画が求められた。まず、カフェの照明としては、自然光と同じように1日の時間の流れを室内に取り入れることとし、日中、天井や壁に張り巡らされた蔦を通じて、まるで木洩れ日の下にいるような光と影のイメージを演出。全体の色温度や明るさ、地明かりとなるアッパーの間接照明とスポットライトの光のバランスを、現場で実際の光を見ながら細かく設定している。特にアッパーの間接照明の色温度・明るさの強弱で室内の雰囲気が大きく変わるため、細かく調整。色温度や照度、グループ毎の照明コントロールを設定できる『Synca』と無線調光システム『Smart LEDZ』ならではの環境づくりを行った。次に、植物を育成
するための光は前提条件として「植物に対する光は自然」であることが重要。『Synca』は太陽光(黒体放射軌跡)に近い光(波長)を照射することができるので、マストな選択であった。1日の自動スケジュールの中で植物が生育するために必要な赤の波長と青の波長を照射する植物育成時間と植物が眠るための時間も設定した。ちなみに青色の光は葉の形成を促し、赤色の光は光合成を促している。フレッシュな植物を、最もいきいきとした状態に保つこと。豊富な緑は目にやさしく、彩り鮮やかな花は心を和ませる。人と自然の距離をより近づける考え方は、花や緑に囲まれた空間づくりを手がけてきた同社ならではの取り組みである。